2016年3月1日火曜日

大切を意識?

三月は、卒業の月。
そして次に入学の4月を迎える。

俺にも小学校入学という晴がましいイベントがあった。
当時は、牛革のランドセルを買い与えられた。
入学式までに何回背負わされたか、そして背負いたくてせがんだか。
随分重かった記憶が残る。

あれから15年ほど後に人工皮革のランドセルが誕生した。
今は、1Kg~1.3Kgと非常に軽量化している。

天然皮革でも現代のものは、人工皮革プラス200g程度とたんへん軽い。

俺たちの時代の物は、現代のランドセルより2回り小さく、
しかも1600gの重さがあったそうな。

なる程、今のランドセルは、大きい。

最近小学校高学年のランドセル姿が目立つ。

その大きなランドセル、
1年生なら後ろから見ると体が隠れてしまう。
しかし、高学年になると160cm超えの生徒も珍しくない昨今では、
背中にチョコンと張り付いているように見える。

一昔前ならディパックを背負っている子が多かった。
勿体ないなぁ、と見ていた。
今は、デイパックを見ることがない。

俺の住まいしている狭いエリアだけのことなのだろうか?
インターネット検索でランドセル使用率を探してみた。
それが下の図。


小学校高学年のランドセル使用率






ランドセル人工皮革製造の
㈱クラレ調べ
2011年発表分















同じく㈱クラレ2000年発表分
6年生まで使用は、61.5%






2000年以前と2011年以降のデータは、見当たらなかった

このデータの範囲内でみても
10人に4人がデイパックだった時代から
10人に1人だけしかデイパックを使っていない。

日本の景気が落ちて高学年のランドセル使用率が上がっている。

ランドセルの成り立ちは、確か兵員の背のうだったと認識している。
歴史を調べてみると。 
ランドセル工業会 ランドセルの歴史より

やはり、江戸時代の末期幕末に遡る。
勤王の志士が背負った布製の背のうがモデルで、
ヨーロッパの軍隊様式を取り入れたものだろう。

宮中の子弟ように開設された学習院では、
身分の隔たりなく生徒個人で学用品を持ち運びするように規定された。

そこで背のうの使用がされるようになり。
明治20年後の大正天皇の入学の際
伊藤博史が革で作ったランドセルの献上をした。
これが、現在のランドセルの始まりだという。








名称は、オランダ語ranselが元になっている。

現在のランドセル価格体 2011年クラレ調査
36600円

フットちゃんランドセルでは、
4万円代が人気

ニトリランドセルでは、
3万3千円が人気? サイトの構成から推察。

ランドセル購入時期




2011年
サンケイリビング新聞社調べ



















2013年ベネッセのアンケート









これで見ると
2月までに90%以上が買い揃えていることになる。

となると庶民の知恵としては、今が買い時に映る。
やはり、季節的なディスカウント品がある。
1万円暗い値引きされていた。

インターネットの買い物では、
サイト自体が信用度が高く
購入後の感想が多く寄せられているもので
無論評価の高い物を選ぶのだろう。

3万円の価格仮定
通学日数が200日/年間と仮定して
1年に換算すると5000円。
1日25円の経費がかかる。

そのまま押し入れに眠らせている家庭も多いだろう。
その後の活用方法では、
海外で再使用
ひところ話題になったミニランドセルに加工したり。
財布等の小物のに際利用したり。
があるようだが、

リユースで再利用というのは、
おっとここにあった。

まだまだ使えるものならばとことん使い込んでもらいたい。
物を大切に と思うおやじでありました。

このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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