しかし、袴の裾も踏んでいた。
俺は、スタート地点の石狩川河口橋へ4時に出発。
健ちゃんは、その15分過ぎに出ている。
日の出時間は5時37分。
札幌の最低気温は、6.5度。
西岡から豊平川河川敷通りまで降りて創生川通りへ抜ける。
指長のグローブをはめ、ヘルメット下にキャップを被り
ヒート機能の長袖、裾長インナーを上下に着てウインドブレーカーをはおり、
首には、筒状のバンダナでネックウォーマーの身支度。
それなりに寒さ対策をしたつもりも寒くてスピードを出せない。
到着は、余裕できると踏んでいたがギリギリか。
空が朝の訪れを告げている。
北15条北海道大学へ抜ける道辺りで
南~東~北の水平線に曙色の帯が見えてきた。
まだスピードは、出せずにいる。
それにもう一つ足を引っ張るのが信号。、
石狩街道の信号は、車の流れを止めるために点灯する。
短い距離なのに停止させられる。
危険運転防止・騒音防止が目的なんだべな。
スタート地点間際で電話が鳴る。
ゴメン、向かってる。
あと少し。
少し走り、
待て、この寒さで体の芯まで冷えてしまう可能がある。
今度は、こちらからコール。
先にスタートしていて、追いつくから。
5分、いや10分まではかからないと思うから。
石狩川河口橋到着。
東の空にまんまるのお日様がにっこりしている。
顔が、オレンジ色。
あれっ?
二日酔い?
などど自分と重ねた与太話。
時間を確認していないので不正確だが電話から10分までかかっていない。
2ケ月前にここをスタートしたっけなぁ。
などと一応、北海道一周の感傷をしつつ橋を渡る。
この橋は、昨日で3回目の渡り。
途中でまたしても狸の亡骸なきがら。
これで2回目となる。
ええと、映像関係のみなさん、
北海道の狸の生態を映そうとするときは、
ここに定点カメラ設置をおススメ。
別名狸橋と名づける。
まだまだ寒い。
変速のワイヤーを調整しようとするが握力なし、ネジを回せない。
ひとつ落とすとシャカ、ガシャ上下を行ったり来たり勝手に遊び始める。
石狩霊園を過ぎても望来の湾が視界にひろがっても、
健ちゃんの後姿が、見つからない。
7月北海道一周1日目
望来の湾が見えてくる下り坂
厚田の上りでようやく影を踏んだ。
合流
早いね、道を間違えているかと思ったよ。
そんなに飛ばしていないよ。
俺たちレベルでも10分先行すると合流に20Kmくらいは、必要ということになる。
変速ながら130歳の280kmトライが始まった。
長くなるので明日に続く。
このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター