2015年10月7日水曜日

17時間を二人でかけた130歳 VOL1

恵まれた天気が後押しをしてくれた。
しかし、袴の裾も踏んでいた。

俺は、スタート地点の石狩川河口橋へ4時に出発。
健ちゃんは、その15分過ぎに出ている。

日の出時間は5時37分。
札幌の最低気温は、6.5度。

西岡から豊平川河川敷通りまで降りて創生川通りへ抜ける。

指長のグローブをはめ、ヘルメット下にキャップを被り
ヒート機能の長袖、裾長インナーを上下に着てウインドブレーカーをはおり、
首には、筒状のバンダナでネックウォーマーの身支度。
それなりに寒さ対策をしたつもりも寒くてスピードを出せない。

到着は、余裕できると踏んでいたがギリギリか。

空が朝の訪れを告げている。
北15条北海道大学へ抜ける道辺りで
南~東~北の水平線に曙色の帯が見えてきた。


まだスピードは、出せずにいる。
それにもう一つ足を引っ張るのが信号。、
石狩街道の信号は、車の流れを止めるために点灯する。
短い距離なのに停止させられる。
危険運転防止・騒音防止が目的なんだべな。

スタート地点間際で電話が鳴る。

ゴメン、向かってる。
あと少し。

少し走り、
待て、この寒さで体の芯まで冷えてしまう可能がある。

今度は、こちらからコール。
先にスタートしていて、追いつくから。
5分、いや10分まではかからないと思うから。

石狩川河口橋到着。
東の空にまんまるのお日様がにっこりしている。
顔が、オレンジ色。
あれっ?
二日酔い?
などど自分と重ねた与太話。

時間を確認していないので不正確だが電話から10分までかかっていない。

2ケ月前にここをスタートしたっけなぁ。
などと一応、北海道一周の感傷をしつつ橋を渡る。

この橋は、昨日で3回目の渡り。

途中でまたしても狸の亡骸なきがら。
これで2回目となる。

ええと、映像関係のみなさん、
北海道の狸の生態を映そうとするときは、
ここに定点カメラ設置をおススメ。

別名狸橋と名づける。

まだまだ寒い
変速のワイヤーを調整しようとするが握力なし、ネジを回せない。
ひとつ落とすとシャカ、ガシャ上下を行ったり来たり勝手に遊び始める。

石狩霊園を過ぎても望来の湾が視界にひろがっても、
健ちゃんの後姿が、見つからない。



7月北海道一周1日目
望来の湾が見えてくる下り坂





厚田の上りでようやく影を踏んだ。

合流

早いね、道を間違えているかと思ったよ。
そんなに飛ばしていないよ。

俺たちレベルでも10分先行すると合流に20Kmくらいは、必要ということになる。

変速ながら130歳の280kmトライが始まった。

長くなるので明日に続く。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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