2015年5月5日火曜日

惰性 意識

今朝の札幌市:曇・微風 予想最低気温9℃・最高気温18

自分は、日々何を意識して生活しているのか?
意識は、行動の原点。

50年近く前、当時の国鉄に就職をする。
三公社と呼ばれ、25年勤務すると
ありがた~い恩給(年金)をもらえて安定した人生を送ることができる。

半年で辞めてしまった。

つまらない、
つまるところ、つまらない。
終点駅、定年になったときは、との位の役職で
どのくらいの給与で恩給は、月いくらで。

大体のところが見えている。
だからつまらない。
北海道弁で言うところの、おもしゃくないべや。


2015年4月27日
森林総合研究所北海道支所
名前不明




俺は、何かをしたかった。
何か?は漠然としていた。
でも、何かをしたかった。
しかし、志を形にするための意識を鮮明に映し出し
行動をしないまま惰性を貪っていた。

紆余曲折があって1993年43歳からミネラルウォーターの
製造、販売業を15年続けたが力及ばず暖簾を畳むことになる。

これについては、自身によくやったという満足感と
俺の経営者としての限界を知ったという意味で全く後悔は、ない。
成功はしなかったが、後のデリバリーウォーター業界の先駆けとして
水1リットル100円という基準価格や、
リ・ターナブル容器システムを根付かせたと自負している。


面白いことをして暮らしたい、ビビットな年寄りでいたい。
若い頃の自分は、格好のいい壮年を意識していた。

俺自身の今を見るとそこは、満足の域にある。
金は、ないけれど。
もっとも、壮年はとっくに過ぎて、前期高齢期にさしかかっているけれど。

この生き方をするために、意識に基づいた行動を続けてきた。
これからも、そうしてゆく。

少なくても惰性で生きてゆくことだけは、したくない。


世界は、日本人の細やかさを評価している。

小さなこと大好きで書いたが、
これは、日本人の特徴のひとつ。
俺は、10代後半ヤスリ掛けの訓練をうけた。
万力に鉄材を挟み、平に磨き上げる。
単純作業の嫌いな俺だが、楽しかった。

小さな所を狭いところを追求してゆくことが、
得意とするならそこに特化してゆくことが生きる道となる。

そこにそれほどの仕事があるとは思えない?

いやいや、
内向する精神性や行動が必要な分野がここにもある。

例えば、これぼど美味しく丈夫な米を作り上げているのは、日本人。
難しいと言われる、クロマグロの完全養殖を成功させたのは、日本人。
捻じれや、節の多いカラマツ材は、炭坑の杭や線路枕用として大量に育った、
時代に取り残されたと揶揄されたが建築用材として加工技術を磨き
どっこい需要を伸ばしている。
伐採後、再度カラマツを植生しようとしているのも、日本人。

痛くない注射針だけでは、ない、
安心で安全でおいしいを育てる、美しい製品を育てる
目指せ世界一の一次産業国。

ゆくべき日本の道は、 国民を戦争に駆り立てる道ではないぞ晋ちゃん。

しんちゃんついでに、
佐野眞一の孫正義伝 あんぽん を読む。
立身出世の物語だと思っていた。
裸の孫正義がそしてその家族が語られている。
在日韓国人3世が日本名 安本で育ち、本名の孫を日本帰化名に認めさる。
日本を憂い、日本に未来を残したいと喘ぐ姿がそこにある。

そういう人間に育てた両親の破天荒で溢れかえるエネルギーが。

今日は,子供の日。
子を持つ親に強く薦める一冊。

よいしょ本書き百田尚樹に佐野眞一の爪の垢を飲ませたいとも思った本。

なお、あんぽんを読むきっかけは、
あんぽんちんかん の あんぽんたんクイズの下調べで知る。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター


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