2015年5月22日金曜日

年金がもらえなくなる日


今朝の札幌市:曇・風少強 予想最低気10℃・最高気21

頭の片隅に記憶されていたフレーズ。
年金100年安心プラン
女房に言われて思い出した。

そこで調べてみる。


内容に全く関係のない画像
いつもの森林総合研究所内
名前は、不明






公明党Q&A より

公明党についてのQ&A
公明党Q&A(その8)



 Q. 公明党の「年金100年安心プラン」とはどのようなものですか

様々な世論調査を見ても、政府が最優先で取り組むべき課題として、

「景気対策」と並んで「年金や医療など社会保障政策」が挙げられています。
特に「年金制度」は高齢者だけでなく、子どもから働き盛りの
すべての国民にとって重要な課題です。


若い人々の中には年金など将来もらえる訳がないとして
全く払わない方も多いようですが、これはとんでもない誤りです。
基礎年金は確かに給付額としては満足のいくものではありませんが、
これを掛けておかなかったために働けなくなってから苦しんでいる人も多いのです。また働ける時に十分な貯蓄をしてその元本と利息だけで
老後を食べていけるような人は極めて稀でしょう。
経済が低成長の時代こそ、高齢社会を安心して生きてゆけるように、
みんなで助け合う年金制度を維持する必要があります。

公明党と坂口厚生労働大臣はこのような観点にたって、

100年先までを展望した「年金100年安心プラン」を提案致しました。

マスコミはこれまで旧厚生省の年金改革案に対して
抜本改革先送りであると批判的でしたが、
今回の坂口試案についてはなかなか評価をしているようです。
それは坂口大臣がこれまで役所が絶対手をつけなかった
「年金積立金」(147兆円)を取り崩し、将来の世代が受け取る
年金額の底上げに使うことを認めさせたからです。

取り崩す最大の理由は、「団塊の世代とその子どもたちの年金受給が終わる2060年ごろまでの年金財政が最も苦しいので、
その時に積立金を給付費に使いたい」からです。
同プランではこの積立金を2100年時点で1年分約25兆円が残るようにします。

これは大変な抜本改革です。

坂口大臣と役所との激しい対立もありました。
しかし、これによって年金の給付水準を「現役世代の平均収入の50%以上、
できれば55%程度」を確保できるわけです。

現在の水準は59%です。
積立金を維持する従来の方式だと、

少子化が現状程度(1.39)なら現役平均収入の52.8%、
少子化が進行した場合(1.10)は47.8%と
給付が5割を割り込んでしまいます。

一方、積立金を使う同プランでは、
少子化が進行しても51.2%、
少子化が現状程度であれば54.5%を確保できます。

なお同プランでは政府は5年ごとに向こう95年間の年金財政を見直して
計画を作り直し、2100年以降も積立金が底をつかないようにします。

さらに同プランでは、

厚生年金は保険料を将来も「年収の20%以内(労使折半)」に抑えること、
国民年金は国庫負担割合を3分の1から2分の1に引き上げ、
将来も納めた保険料の1.7倍以上の年金が受けられる
「月1万8千円台までにとどめる」ことにします。

このような「保険料固定方式」によって負担が過度にならないようにします。

 これらの改革によって、少子高齢化が進んでも年金水準が下がらないようにすることができ、将来世代ほど年金給付が減るとの国民の不安(世代間格差)を和らげることができるのです。



2004年自公明党の旗振りで連立政権が行った政策です。



さてそれから10年後 2014年6月3日厚生労働省財政検証結果


このような8パターンの推移分析。
2014年4月17日週プレNESより
2055年には、年金積立金が最悪ケースでは枯渇すると言っている。


河野太郎の年金勉強会 
学習院大学経済学部教授 鈴木 亘氏 レポート

この中でも
年金積立金は、2055年には底を着くと指摘している。

どうも100年安心プランなるものは、眉に唾どころか
ただの寝物語でしかないのか?

ちなみに2004年の首相は、小泉純一郎。

これからの日本人にとっても大きな不安の一つと言える。

では、そもそも年金の仕組みは?

大きく分けて

自営業は、国民年金
サラリーマンは、厚生年金
が下支え。

そして支えきれないので
国庫:税金現在1/2負担 
年金積立金から不足分を充てている
 



年金積立金てなに?

1961年国民皆年金制度が始まった。
当初は、徴収額が支給額を上回り余剰。
年金福祉事業団が余剰金の運用を始めた。

バブル崩壊のおり年金事業の6兆円以上の不適切運用が問題となる。

2006年 年金積立金管理運用独立行政法人が、
年金福祉事業団から年金の運用を引き継ぐ

では、その運用実績?

wikipedia資料より作成

ここまでは、手堅く国債中心の運用。

2014年度の運用収益
6.6兆円



年金積立金管理運用独立行政法人運用方法変更
2014年10月31日付け









この表を見て分かるのは、
国債の割合が低くなり
国内外の株式への運用が増えていること。

晋ちゃんのアベノミクスを下支えしている。

年金で国債を
つまり国の借金を我々の年金で支えている、
さらに年金積立金運用独立法人が受け取る国債金利も
税金であることを考えると
国の財政は、国民におんぶにだっこということになる。
おんぶにだっこができていた時代は、いいとしても
これからもそれが続けられるとは、思えない。

さらにマネーゲーム:実体のない経済への運用となると
運用失敗による年金積立金の大幅目減りがさらに心配される。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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