本当に甘いのだろうかと脇を舐めてみる。
塩っぱい。
なぜ甘いと表現する?
この場合の甘いは、締まっていないとか弱いとかの意味。
相撲から来ているらしい。
相手に差し手を許してしまう。
諸に差されてしまうとお手上げになる。
もっと脇を固めろ。
師匠たちのトレインについて行けない。
後ろにつけば楽だと言われる。
それにはテクニックを磨けとも。
しかし、絶対の脚が無ければ付けないだろうと反論をした覚えがある。
スタートで出遅れた時。
次に急にペースが上がった時。
俺の場合は、この二点で千切れる事が多い。
要は、ダッシュ力がない。
ということになる。
雨が上がった模様。
ダッシュとなればダンシングが思い浮かぶ。
俺のダンシングが未熟のせいで追いつけない。
ならばダンシングをもっと磨けばいいのか?
腰で漕ぐ
長距離を走ろうとすれば体力を温存する走りがいい。
北海道一周をした2015年当時の俺の走りは省エネ走法。
体重でペダルを踏む。
右のペダル上死点の時に、右足に全体重を乗っけて踏み下ろす。
左が上死点になったら体重移動する。
シッティングに疲れたり、登りだったりするとこのダンシングばかりしていた。
当時これをすると身体が楽になることを覚えた。
筋肉を休めるダンシングだった。
北海道一周の成果の一つでもあった。
但、圧倒的に遅い。
楽に速く長く走るには、ケイデンスと教えられた。
クランクを短くしたりハンドルを遠くにしたり、
サドルを最前方にしたりでセッティングを変えてきた。
こうした改善でケイデンスが出せるようになってきた。
ケイデンスは、ハムストリングや大殿筋で出す。
今年は大殿筋の発達を特に感じる。
走っていても大殿筋で走っている実感あり。
徐々に腰が盛り上がってきた。
ある程度の巡行速度を保つことが出来て次の課題が風。
自転車の最大の抵抗でもある風。
風をやり過ごすには、上体を折ってクラウチングする。
ちなみにクラウチングは、英語crouch:屈むの進行形。
ところがどうだダンシングは、立ってないか。
いや、クラウチングでダッシュが出来る。
一般的には、下ハンを握っている場合が多い。
ところが風の抵抗は、少ないだろうがワキが開いている。
これでは上体の力が充分に出せない。
それに自転車を横に振っているので推進力が逃げている。
下ハンを取って脇を固める。
これは、無理。
ならばとブラケットを握りcrouchする。
脇を固める。
上体を前方へ突き出す。
肘をわき腹に付ける。
完全にcrouchinngの姿勢。
このスタイルなら全身で走ることが可能になる。
上半身の力が下半身に十分に付加できる。
腰は、浮かし気味でも上体は、肘に乗せられている。
横にエネルギーが振れることもない。
縦の推進力が増す。
高回転も可能。
一気にダッシュするスタイルが出来た。
あとは、基本の筋力強化。
さて土曜の今日は、俺のTTコースに行くべか。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター