2018年6月10日日曜日

どこいくべか?

昨日6月9日をもって達成。
なかなか破れなかった一つの目標があっさりと大幅にクリアできた。

夕刊の未配なし連続記録の事。
3月10日に未配あり。
それからの記録。

俺が夕刊配達を始めたのが2016年の4月24日。
それから約丸2年掛かっている。

2015年に北海道一周をやり、その翌年には日本一周に出発したいと思っていた。

一人住いの母の体調が怪しくなってきた。
その心配もあって延長した。
ではその期間に旅行費用を稼ごうか。
と始めた。

当初は約160軒。

1週間の見習い期間がある。
担当地区の地図が渡される。
家の形が四角にデフォルトされ1軒ごとに名前が書かれ入口の向きが判る。





久々早朝に目覚めた。
いい天気を約束する空。








3日間は先輩の尻にくっついてカブに慣れながらコースを覚える。
落とし込みの家を教えられたり早めの配達をしなければいけない家を教えられたり。
4日目からは、自分が配る。
間違いがあると指摘を受ける。

指示をされたくない俺には苦痛な期間。
しかし、監督する役もその期間はその人間の責任となる。
教えてくれる人間側になって考えると時間はかかるし
集中はしなければならないしで結構なストレスでもあろう。

1週間が過ぎ一人立ち。
コースは、うろ覚え。
その為、地図に鉛筆でコースを描く。
それを見ようとするが地図上のその地点を探すことに時間を要する。

間違うのはしょうがないので気にしないでください
と言われる。
しかし、余りました
と報告するのは、嫌な物。

間違い無しと思った次の日、未配指示書が出ている。
ちびまるこのように顔にたての線が入ってゆく。

腹が立つ。
誰に?
自分に。

単純にして単調な仕事。
同じ家に毎日配達すればいいだけの話。
そこを飛ばしてしまう。

2週間もすると契約していない家の玄関に立つと咄嗟に判断できるようになってくる。
景色が違う、ここに配達したたことはないと一目判断出来てくる。
契約外の家に間違い配達は一度としてないと。
だが、留守で小休止とか停止そして再開が繰り返し出現する。
そこにうっかり配達したり、しなかったりがある。

1軒を飛ばし配達をする。
又は配達したかどうかが疑わしい場合がある。

これが問題。
郵便受けに新聞が差し込んだままなら確認できるのだが
差し込んだ瞬間に取り込んでしまう家なら目で確認できない。

落とし込みの家なら同じく確認不能。

一部残って彷徨った事もある。
その時に理解した。
間違ったことが解らないから未配する。
その時に思い出そうとしても正解にたどり着けないことを。


配達開始から2ケ月目には、自分のコース設定をし直す。

左回りを原則として道路の2度走行をしない。
なるべく一筆書きで回るコース作り。
少し覚えた道中が反対側から進入することになる。
景色が違って見える。
頭の中が混乱する。

そんな工夫を重ねて半年くらいすると自分のコースが頭の中で反芻出来てくる。
身体が覚える、というやつ。

一月ほどは、ミスなしを出来るようになった期間がその頃。
それでは、次に45日を目標にと始めて4度失敗を繰り返した。
4度目は、自分の失敗ではなく客側のミスだと疑う。
家の誰かがいつもの場所に置いていない。
新聞が来ていない。
というやつ。

本当は俺の間違いであったやもしれん。
ゆえにそこを再スタートでやっと三ケ月の連続未配に到達した。

ここの所集中力とは何だろうと考えてみた。
人間と言う動物も注意が散漫になるのは当たり前なのだということも理解した。
が、仕事は仕事なのだ。
間違いがあるのは当たり前と開き直っていてはいけない。

人間謙虚で素直が一番。
などと一番似つかわしくない科白を俺が言う。

気持ちのいい朝の日曜日。
さてどこさ行くべか?



このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター


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