2018年6月29日金曜日

他人のふんどし 抜けた魂

今深夜のサッカーWカップ G組グループリーグH組第3戦が終了した。
これでA~Hまでの8組の順位が決定した。
Wカップグループリーグ
A組:ウルグアイ・ロシア
B組:スペイン・ポルトガル
C組:フランス・デンマーク ペルー3位1勝2敗
D組:クロアチア・アルゼンチン
E組:ブラジル・スイス
F組:スェーデン・メキシコ ドイツ1勝2敗
G組:ベルギー・イングランド
H組:コロンビア・日本 


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波乱は、あるもののやはりというべきか。
有力チームが勝ち残っている。

















FIFAランキング順に並べ替えてみる。
赤字は、脱落チーム。
1位.ドイツ
2位.ブラジル
3位.ベルギー
4位.ポルトガル
5位.アルゼンチン
6位.スイス
7位.フランス
8位.スペイン
9位.チリ 出場なし
10位.ポーランド

12位.デンマーク
13位.イングランド
15位.メキシコ
16位.コロンビア
17位.ウルグアイ
18位.クロアチア
23位.スェーデン

60位.日本
66位.ロシア

サプライズは、ドイツ1位・ポーランド10位が脱落
そして日本の勝ち上がり。
ロシアは、主催国の特権で余禄グループ入り。
16強を手にした。

勝ち残りのメンツで、FIFAランキング精度の高いことが理解できる。
どんな決め方をしている?
1993年からランキング公開
1ケ月毎に更新

現行ランキング決定方式
国際Aマッチ結果から算出
各試合ポイント=M×I×T×C

M結果:代表の全試合に適用
勝利3・引き分け1・負け0・PK勝ち2・PK負け1

I:重要度
小地域選手権勝利1.0・大陸選手権予選2.5
大陸選手権本大会/コンフィデレーションカップ3.0
Wカップ本大会4.0

T:対戦国の強さ:直近ランキングを対象
1位200
2位以下149位 200から順位を差し引いた数
150位以下 一律50

C:大陸連盟間の強さ
南米サッカー連盟1.0・欧州サッカー連盟0.99
その他0.85

日本は初戦南米サッカー連盟でFIFA16位のコロンビアに勝利。
2戦その他地域セネガル28位と引き分けでポイントを挙げている。

2戦ともWカップ本戦の試合なのでポイントが高い。

相当のランキングアップになる。
3戦は負け試合でポイントなし。

16強については、▽評価としておく。
同組セネガルVSコロンビアの結果いかんでグループ敗退があった。
勝利すると間違いなく2位までが確定する。
引き分けでも2位を獲得できた。

その対象チームが終了していない時点で同率2位。
イエローカード数で勝ち抜け狙い。
つまりは、コロンビアの健闘次第の人任せ。
賛否が大きく分かれることではある。

自分はこの試合の終盤を全く評価しない。
自分たちの手でグル-プ勝ち抜けをするというメンタルを放棄させた。

あの時点でセネガルが同点にして引き分けていたらどうなるのか?
セネガルが1位通過。
コロンビアと日本は、勝ち点同率。
が、コロンビアが得失点で上回り日本3位で敗退。

となると今度は、日本が1点を取りにいかなければいけなくなる。
一度引き分け狙いで後ろでボールを回すだけになっていた試合。
ポーランドもグループ敗退が決定済みながら
最終戦を勝ちで終わるとなると追ってこない。

そこを再び戦闘モードに切り替えはできない。
張りつめ沸騰させていた精神が緩み、温度は急低下していたのだから。

結果オーライではある。
事前に様々シミュレーションした中での戦略だという。
が、西野にがっかり。

どんな試合をしたかが、プロとしての意味がある。
それは精神でもある。
勝とうする心。
負けない気持ち。
すべての力をピッチに表現してより美しく強く輝く。
その結果が勝利であればなお喜ばしく。
そうでなかったとしても感動をファンと共有することができる。
そしてそれは、選手たちのファンの大きな誇りとなる。

他人のふんどしで勝ち上がった日本チームに、戦う魂は抜け落とされた。
ま、もっとも相手は3位のベルギーである。
魂の抜けた日本に価値の目は、どこにもない。


このおやじ、アゴハリ一族
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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