得点結果だけ見ると、３-１で完勝。
内容は、辛勝。
札幌の今季は、前目でプレスをかける。
相手の出しどころを狭くする。
出てきたボールをスィッチして奪う。
ショートカウンターでシュートまで。
攻めきれないと判断すると後ろに戻して
縦の長短パスでDFを引きつけ
スペースの開いたところに走り込む。
ボールを入れる。
と言うパターン。
これを塞がれていた。
天皇杯で筑波大学に、そしてJ2ファジアーノ岡山に
やられたカウンター的守備作戦。
昨日の群馬にもこれで苦しめられる。
初めて見る群馬の
チームエンブレム。
赤鬼に温泉。
いいね！
札幌がいい形を作れない。
前半１０分、
１点目先制は、綺麗なカウンター攻撃。
本当は、オフサイド。
ラインまで戻り切れていなかった線審のミス。
ごっつぁんです。
１９分、
いつもは、札幌が見せていたカウンターで同点にされる。
その後も、群馬の攻撃的守備で決定的な場面を何度も作られている。
倶のファインセーブが何べんあっただろう。
背がでかいということは、GKの最初の条件。
あの背丈が無ければもう１点は、確実にやられていた。
あの左上のシュートに反応したジャンピングキープは、
そのまま空へ滑空できそうなくらい躍動的で美しい。
札幌は、後半の２点目を入れるまで苦しみ通し。
そこに、６４分堀米に代えてヘイズ登場。
ヘイズをトップ下。
ジュリーを左ウィングに下げる。
ここから札幌のリズムが生まれた。
ヘイズにパスを渡す。
ヘイズ、ワンタッチでボールを散らす。
群馬DFラインが後ろへズルズル下げられる。
両横のスペースが開く。
ジュリー、ドリブルでDF二人を抜き去りゴールエリアに突入。
クロスを上げる、故障交代の石井が合わす。
で、７８分２点目ゴール。
ここで昨日の勝負あり。
優勝への力み、プレッシャーから固く見えていた札幌。
肩の力が抜けた。
８２分、駄目押し追加点。
上里のエリア外からのシュート。
こぼれをヘイズシュート。
詰めていた都倉コースを換えてゴール。
結局選手層の厚さ勝ち。
四方田監督の采配、作戦勝ち。
この１勝は、大きな意味を持つ。
俺は、正念場とさえ見ていた試合。
札幌が負けると
２位松本勝ちで勝ち点差が６になる。
松本に勢いが付く。
札幌の心理的圧力が増す。
これで残り試合１１．
松本全勝の場合勝ち点９３
札幌勝ち点２４：８勝３敗で同率首位。
９勝で単独首位。
一敗も許されない松本。
正念は、仏教の教えで悟りを開くまでの基本的実践目録のひとつ。
正しい真理を思うことのようだ。
その心が必要な場面を正念場。
歌舞伎、浄瑠璃で仏教が題材の時、
主人公が神髄の演技を見せる場面から広く使われるようになった。
性根場と言う場合あり。
語源由来辞典より。
正念より、性根のほうがストレートに理解できる。
ただ、
樹木の根は、曲がりまがって地上の幹を安定させる。
と、曲がった根性を持つ俺は屁理屈をこねる。
このおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味：ロードバイク／ クロス カントリースキー／ そして、コンサドーレ札幌のサポーター