2016年7月22日金曜日

心は 頭は

北海道コンサドーレ札幌は、
大きな大きな勝利を手にした。

溢れ出る興奮が涙と変わり頬に流れるGK金山
今季松本戦前の22戦で
14勝5引き分け3敗
3負けの1試合が松本山雅だった。
そしてその時のGKは、金山隼樹じゅんき。

背番号は、正GKの1。
韓国からのライバル俱・ソンユンに一歩りードされ
控えに甘んじている。

ライバルでありながら同志。
杉山・金山・阿波加そして主将宮澤で
俱のオリンピック壮行会をしたという。

そんな金山だからこの試合への思いは、格別のもの。

試合後のお立ち台は、都倉と金山。
都倉が金山の涙を拭いている。
金山、嫌がりもせず都倉に顔を委ゆだ ねていた。





久しぶりに
グルメ







試合を観ていて不思議に見えた。
松本の攻撃に迫力が感じられない。

いや、彼らは、死力を尽くしている。
札幌の守りが上回っているということ。

決定的場面がない訳ではない。

崩しきれなかった松本。
得意のセットプレイでもゴールさせてもらえなかった松本。

結局出入りの多い試合が多い松本。
DFの穴を突かれた

試合開始から積極的に裏を狙う内村。

あのゴール場面を振り返る。
内村が真ん中からDFの間を割ってゴールエリアに入ろうとしていた。
荒野にロングクロスを要求している。

DFは、3人内村に釣られて寄せてゆく。





試合練習前
試合開始まで1時間
いつもの一人セレモニー








ボールの神
ピッチの神
我にこの場を
お与え賜り
ありがとうございます。







内村にすこし後れて右バイタルから都倉が駆け上がる。
その方向にスペースが出来ていた。
荒野は、フリーで首を上げ二人の位置を確認。
荒野も空いたスペースに身を置いている。

クロスを上げる。
DFこれを見て都倉に身体を預けようとするが半身足りない。

都倉は、思い切りジャンプして右の額にボールを合わせる。
そして豪快に首を振る。
一般人ならあの勢いで首を振ると間違いなくむち打ち症になる。

それほど強烈なヘディング。
都倉自身も
100回やってもほとんど入らないだろう。
と言うほどの会心のシュート。

ボールは、ネット上部へ平行に飛び、吸い込まれた。
内村~都倉~荒野の力と技と頭脳が融合された貴重な1点となる。

チームのスカウテイングの勝利ともいえる。
ビデオを数度見返した。
明らかに都倉が、後ろ目から狙っていた様子。
あの場面は、山雅を想定して練習してきた戦術なのだ:俺の想像。

終了間際41分にヘイズ足攣りでダウン。
河合を3人目の交替で入れた。

これに驚く。

そのままヘイズの位置、トップ下に河合。
てっきりジュリーニョを入れると思っていた。
この日途中交代は、すべて守りの選手。

石井・櫛引・河合

四方田監督の特徴のひとつ。
戦術がはっきりしている。

松本との試合は、次の1点を生ませない。
2-0より1-0を優先させた。

後半終了までの10数分は、
松本の猛攻を受けて守り切る。

コンサの選手達に浮足立ち・悲壮感・苛立ち・焦りがない。
しかも、
セレッソ大阪で見せた、ここが先途の燃え立つ感情が見えない。
淡々と、しかし精力的な動きを見せている。

これは、不思議ではない。

大阪~岡山と上位アウェイで積み上げた精神的成長。
これまでの実績が自信となり
心は熱く、頭は冷静に が出来上がった。

司令官も涙の試合後会見。
この試合の大切さを表わしていた。

勝ち点は、50点に伸びた。
ぶっちぎり首位でJ1へ駆け上がる。




このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

広告