2016年6月15日水曜日

語る

サッカー逆転勝ち確率

先制点は、サッカーの試合にとって勝利への大きな要素。
7~2~1の法則なるものがあるらしい。

先制点を挙げると 
70% : 勝利
20% : 引き分け
10% : 敗北

統計から導き出た数値という。
東海大学 鳥越規央教授が算出したサッカーにおける先制点の法則。





2015年度
J2リーグ優勝
大宮アルディージャ



画像Soccer king




詳しくは、















資料日経電子版
 



 
PK戦でもその傾向が統計に表れるという。

先攻の一人目の成功・失敗は、後の選手に強い心理影響を与える。

先攻1人目成功
後攻一人目に心理的負担がかかる。

2人目以降も同じ。

先攻5人か全で成功で最後の後攻5人目のゴール確率は、
60%下がるそうな。

つまり先攻先制有利は、試合経過と同じ。

1点を先制されると逆転には最低2点が必要となる。
サッカーの試合において1点は、重い。

詳しくは、















資料日経電子版





北海道コンサドーレ札幌は、13日の試合で今季初の2-1逆転勝ち。
札幌のみ18節が1日後でゲーム開催。
負けると3位に落ちる。
上の統計を持ち出すまでもなく強いプレッシャーを覚えて試合に臨んだはず。

長崎は、俺の予想を覆しがっぷりに組んできた。
札幌弱点のDFサイドを突き先制。

札幌の勝ちの確率は、さらに下がったことになる。
単純に算出すると

通常で先制されると70%負け。
この試合に負けると3位転落で心理的負担は、さらに増す。
少なめ目見積もりで勝率3%減。

引き分けまで持ち込む確率は、27%。

これを逆転まで出来る確率は、
10%引く3%で7%しかない。

その7%の確率を物にした。

長崎の真っ向勝負戦術のお蔭。

今の札幌にがっぷり四つからの戦いで勝てるJ2チームは、少ない。
前回の松本に負けたのは、選手体調の違い。
両チーム中3日のスケジュール。
そこは、同じでも松本2試合連続でホーム戦。
お疲れモードの選手を先発させた監督采配が裏目に出た。

長崎との試合は、替えてきた。
進藤を櫛引に
ジュリーニョをヘイズに
GKは、韓国U23代表戦を終えて俱の返り咲き。

故障明けでボランチに宮澤復帰。

宮澤は、守りを滋味にこなし長崎の中盤に蓋をした。
攻撃は、押さえ気味。

宮澤の不足部分を深井が縦横無人に駆け回り札幌のダイナモと化していた。
昨日は、最後までスタミナを切らさずピッチに立ち続けた。
これで2試合連続フルタイム出場。

千葉戦の赤紙配布と17番不在が深井のモチベーションを上げている。

櫛引は、危ない場面を一度作る。
しかし、溌剌はつらつ なプレイ。
攻守に存在感を示した。

圧巻は、都倉。
かわいい顔してがつがつ削る。
削った後、相手選手に外連けれん 謝りを入れる。

何度もDF裏を突きあわやシュートを連発。
そして、追いつく1点を深井のアシストから上げる。
あのゴールは、前回松本で猛追の2点をゲットした心の余裕から。

都倉の心と体の強さ冷静さが生んだ1点。
DF2人を躱しGKの右横足元に流し込んだ。
見事なり。

センターDF増川の力技も見逃せない。
只の大きい人ではない。
大きなピンチの芽を次から次へと摘んでゆく。

勝利は、全員の力であることに間違いない。
しかし、一昨日の札幌は、センターパワーが圧倒した試合。

増川~深井~都倉この心棒が強かった。

後半は、ゴメス:堀米も果敢にドリブルでサイドの崩しに挑戦していた。
福森の守備、特にパスカットも目を見張るところ。
ウッチーのスピードは活かされていなかったけれど守備に貢献。

ヘイズーは、札幌のジョーカーに育ってきた。
一昨日は、マセードと二人で成立させたカウンター。
守りもこなし右マセードへの大きなサイドチェンジも見ごたえあり。

前回は都倉と、二人で完結。
いろいろな成功が重なってくると相手は嫌だろうな。

逆転勝ち出来るチーム。
先攻されても追いつきドローまで持ち込むチーム。
今季の札幌の強さを現している。

勝ち点目標80点まで後、44点。
15試合勝利でお釣りが出てくる。
残り試合 25試合 15勝10敗
勝率 6割

J2リーグ優勝銀皿を掲げてもらいましょう。
数字が語る札幌の強さでした。

ちなみに外連けれん は、
歌舞伎で早変わりの意味を含む。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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