2016年6月20日月曜日

必要なあと一つ

約12,000人の喜びが地の底から湧き上がる。
それは、巨大な生き物となり札幌ドームの中を縦横にうねる。

後ろの女性が、呟いた。
札幌が首位に居るチームなんだねぇ。

相手ギラヴァンツ北九州が、それを具現している。
4-4-2でべたっと後ろを固め出てこない。
点をやらない作戦。
獲られなければ負けない。
最低勝ち点1作戦。

北海道コンサドーレ札幌VSギラヴァンツ九州
J2第19節

内村・都倉・ヘイズが相手DF最終ラインに並ぶ。
裏を狙い続ける。
北九の前二人と1列目の4人にコースを切られ裏へのボールを供給できない。




















内村が落ちてきた。
そこへ深井が駆け上がる。

マセードがドリブルで斜めへ切り込む。
ヘイズへクロス。
頭で合わせシュート。
あわやのゴールのシーン。

内村がクロスにあわせ神の手シュート。
黄色紙頂戴。

ジャンプしたとき反動の腕に当たっただろうと思っていた。
録画を見ると明らかに故意。
黄色だけで済んだのは、儲けもの。

石井が駆け上がりサイドの守りを崩しにかかる。

ギラヴァンツは、寝ているふりをして虎視眈々ミス狙い。
深井がそれを犯してしまった。
後ろで回そうとして相手の動きに無警戒。
FW原に引っ掛けられて大ピンチ。
結局、俱と増川のブロックで事なきを得ることができた。

前半アディッショナルタイム、1分が表示される。
スコアは、以前0-0。
北九は、しめこの兎とほくそ笑む。

心の隙が生んだ貴重な一点がそこに生まれた。
コンサは、諦めない。
後半勝負などとは思わない。
一瞬刹那、その時々が大事であることを示した。
内村~都倉からのクロスを北九クリアしきれずこぼした。

ミヤザーがゴール中央に張っていた。
チャリン。

後半外れた箍を締め直しにかかる北九.
前半とは別チームの様に責め立てるが
あと一歩が、出てこない。

いや、札幌だ出させない。

札幌も一点でいい。
無理な追加点狙いで隙を作ることなくゲームを支配した。

勝利を手にするためには、心技体にもう一つ
女神のほほ笑みが欠かせない。

女神を微笑ますのは、
勢い、暖かさ、集中力、ポデイティブシンキング、結束力。

2位セレッソ大阪も勝利で二強の様相が漂ってきた。
コンサ勝ち点39.
3位松本との差4点。

貯金は、あるに越したことはない。
3ゲーム差9点くらいの隔たりが欲しい。

目標勝ち点80まであと41点。
勝利数14試合。
残り試合24試合
14勝10敗
勝率58%。

ただし勝ち点80は、初期目標。
どれだけ上乗せできるかがJ1での自力になる。

2015年J2ダントツ優勝大宮の成績
26勝8引き分け8敗
勝ち点86

2014年J2ダントツ優勝湘南
31勝8引き分け3敗
勝ち点101

2013年J2優勝G大阪
25勝12引き分け5敗
勝ち点99


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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