2015年8月29日土曜日

痛まない走り

苦しいのに又走りたいと思う、
決してもう走りたくないとは、思わない。
五十嵐さんが、温泉の更衣室でちんちんと一緒にポロリ漏らしていた。

マラソン・バイヤスロン・山岳、様々に長時間を移動するスポーツがある。
去年まで俺は、そちらの側に入ることがないだろうと思っていた。

稚内終了の食事兼打ち上げでなぜ自転車始めたんですか?
北野師匠が俺の替わりに答える。
私に騙されたんです。

そう、ある程度時間の余裕をもてるようになってから運動をしようと思い立った。
俺は、腰と右ひざに故障を持つ。
水泳もいいが面倒。
自転車ならやろうと思えば即走ることが出来る。
せっかちな俺向き。


俺は、山間が好きだ。
林道を自転車で走ろう。
MTBを購入。
クランクシャフトが壊れて修理を依頼したとき北野師匠がロードがいいですよ。

脚がないので当初の林道は、とっくの間にあきらめていた。
俺自身もママチャリに負けるMTBに嫌気がさしていたところ。

インターネットで購入したMTBは、部品が古くもうないという。
女房もロードバイクの買い替えを後押してくれた。

そうして購入したJamis1号は、2シーズン乗った後、
2013年11月澄川の地下鉄駅で盗難。
Jamis2号を昨年シーズン前購入。

ゆえにロード歴だけだと4年目
MTBを含めて自転車歴6年目となる。

去年から毎日が自由に使える身分になる。
そして、少しづつ距離が走れるようになる。

とは、言っても100Kmは、月に1~2本程度。

そんなバイク歴の自分が、
時間にまかせて北海道一周で長距離を走ることのできる自分に驚き、

今回の札幌~稚内318Km走破もかなった。

肉体の可能性の奥深さに感嘆する。
俺がではない、人がなのだ。

走り終えた直後の歩行は、傀儡子くぐつ のごときにぎこちない。
膝を曲げ腰を落とすと立ち上がりに う・ぎ・ゆ・う・っ とやたらに時間と力が要る。

しかし部分的な痛みを覚えない。
あっ、尻の両ほっぺは、ダメージがあったけれど。
筋肉系統の強い疲れはあるも痛みがない。
上半身もしかり。
手の痺れもなし。

次の日も、普通通りだね と女房に言われるように体調良し。

北野師匠に教わったブン回しで通したことが一番の要因。
ただ、まだ高回転を維持させることが出来ていないので
自分ペースでなければ走れないけれど。

ブン回しは、地球に対し体重を膝下の骨で直角に伝えること。
膝下の筋肉:脹脛ふくらはぎ に負担を掛けないこと。

この走りにができるハンドル・サドル位置を自分なりに調整し直しもした。

自転車に乗り始めてからずっと痛みを覚えていた左脹脛ふくらはぎ 
症状が薄らいでもきた。

北海道一周の後は、下肢のむくみが2~3日続いていた。
それもない。

この一ケ月で急上昇の実力アップ、さらに自転車を楽しくさせてくれる。

ロードバイクは、人力だけで
高速に
長時間
長距離を走るために作られている。

能力の差は、あっても誰もがそれを享受できる。


自転車を発明し
発展させ
文化・スポーツに育ててくれた先達にありがとうございます。




本隊は、 余裕の笑顔




俺は、 苦しい、情けない。









前が大村さん
次が五十嵐さん
緑ジャンパー渡辺さんの後ろに
もう一人緑ジャンパーの片岡さん
オレンジジャンパーの北野師匠
俺は、かすかに映った紺色の袖





このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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