ロードバイクの真髄を知る。
乙部町を夜中2時に出発した。
暗い、寒い、眠い。
1時間で、ギブアップ。
バス停で仮眠。
4時薄明るくなってから再出発。
風は、残念ながら向かい風。
ただ、あまり強くは無い。
夕べ朝用の燃料:食料を買っていない。
その内出会うだろう、
で7時まで燃料切れ運転。
コンビニで買い出し、食べても調子が出ない。
今日は、札幌へ帰るのだ。
調子が出るどころか更に悪くなる。
左脚が動かない。
背中がパンパン。
なんとか140Km地点寿都までお昼過ぎたどり着く。
限界、万歳、匙投げ、職場放棄。
もうダメ、もうダメ、も~~うダメ。
今日は、ここで泊まろう。
時間があるので銭湯を尋ねる。
ない。
ただし、岩内方面に向かうと車なら10分ほどで
日帰りのできる温泉があるという。
うんじゃぁ、まずそこさいって宿泊代を交渉の上泊まろう。
重い足でなんとかたどり着く。
日帰りできる、ではなくて
日帰り専門だと。
戻るのは、いや。
引きずって、のたうちまわりながら岩内へ向かう。
32Kmほど。
3時間30分~4時間を覚悟していた。
寿都の街外れ、
前から、 田邊さ~ん の声。
サイクルプラザのメンテ北野(間違っているかも)さんがいる。
倶知安でヒルクライムレースがあり終えてから待っていてくれたという。
えっ!、
えっ?
ええっ~!?
何か困っていないかと聞く。
変速機のワイヤーが伸びている。
どれどれで調整。
前輪の空気足りませんね。
ちょい、ちょいと入れてくれる。
リムが緩んで、
ひょいひょいと調整しくれる。
ありがとうございます~。
もの凄いことが起きたのはこのあと。
動かない左脚がよく回る。
2~3日忘れていた高速回転までしている。
背中の板が軟らかになってきた。
バイクに乗りながらマッサージを施されているのか。
ロードバイクは、完成された乗り物。
長距離を疲れずに乗ることのできることを体で知った。
最悪の場面だからこそ理解出来たこと。
この感覚を教えてくれたことに感謝します。
とても幸せな時をいただきました。
さぁ、今日が最後。
積丹を回って約150Km。
今の俺なら、
いやJamis2号なら微塵も恐ることのない距離。
大いに楽しんで乗らせていただきます。
このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター