2015年8月23日日曜日

帆立貝の砂洗い方法

本日は、ホタテの始末の仕方。
標津の漁師直伝、簡単できれいにい始末出来る。

標津の帆立は、天然に近い養殖:地撒じまき養殖。
稚貝を放流して後は、貝自身が自由に動き回り餌を採る。

帆立貝名の由来 北海道立衛生研究所より
江戸時代に作られた日本初の百科事典、「倭漢三才圖會(寺島良安編)」にその記述があります。
「口を開いて一つの殻舟の如く、一つの殻帆の如し、風に乗って走る。故に帆立貝と名づく。」

貝殻と貝柱が「扇子に月の丸」を象った秋田藩主、佐竹氏の家紋「月印五本骨軍扇」に
似ていることから、「秋田貝」の別名でも呼ばれます。


実際の移動は、海水を噴射したり、ヒモをヒラヒラさせて泳ぐ。
天敵は、ヒトデ・オオカミウオ・ミズタコ。
特にヒトデは、網によくかかる。
一昔前は、すごい腐臭がするので有料で処分されていた。
現在では、
土壌改良剤
健康食品
防虫・防鳥剤
消臭剤の原料として一部利用されている。

北海道には、 しべつ という地名が二つ。

ラジオでは、
士別:侍しべつ
標津:根室しべつ という区分けをしたりする。

地域的には、知床半島の羅臼の南側に隣接している。

酪農と魚業の町
鮭の漁獲が高い。

標津漁業協同組合 ここで購入できます。

さて、本題。
自転車北海道一周で標津で漁師の家で一宿、一飯の接待をいただいた。
着くなり、ホタテの丸ごとが供される。
自転車北海道一周9日目
海の香りをのせた甘くてこりっとした触感で思わず目を閉じ
しばし悦楽を楽しませてもらった。

一昨日仲間が北海道一周の慰労会をしてくれる。
標津から帆立を送ってもらう。
午後到着の発砲スチロール箱から 
まずは、一つどおお?と誘われた。

いやぁ、そうかい、そうだよね、そうしようか。








誘惑に負けて
フライイング試食
俺の自慢の三升漬けだけで
上の画像は、そのおいしさにピンボケ。
ヒモもコリシャリ触感で新たなうまさ。

その漁師の家で帆立の始末の方法を教えてもらったので書き記す。

事前の砂出しは、いらない。

貝から中身をはずす。

貝柱と紐とに分ける。

貝柱は、よく水洗い。

紐は、熱湯にくぐらせてから水洗い。

帆立の黒緑色:ウロは、重金属や有害物質が溜まっている所、
即危険というわけではないが食べられないので外して廃棄。

残った帆立の生殖器:三日月形とヒモをよく水洗いする。
砂も取れて白くきれいなヒモに仕上がる。

慰労会は、ホタテ三昧で標津の幸を十二分堪能して終了。
この日も、慰労会のために帆立は差し入れしてくれた。
斎藤さん、ありがとうございます。


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