2015年6月17日水曜日

わらびの活き締めと300円


今朝の札幌市:晴れ・風なし 予想最低気16℃・最高気26

わらびは、根茎から指の先を鍵の形にした様な形でニョキッと顔を覗かせる。


フキや笹など陽の影で30cmくらいに
伸びた頭から20cmくらいのところに
手を添え簡単に折れるところを摘む。
俺は、こないだ飲み会で
誰かが残していったポテトチップスの筒に
炭灰を入れたものを持参。


これにわらびの折った茎を入れる。
帰宅してワラビをそのまま容器に並べて
熱湯を注ぎ、1日灰汁抜き。
もう1日を、水で晒す。
2~3回取り替えをして水晒しお仕舞い。

すると灰汁抜き後の蕨が下の方まで硬くならずに食べられる。

命名 わらびの活き締め  俺のオリジナルです。


毎日遊びほうけているばかりでは、お天道様に申し訳が立たないと思い。
今年は、びっちりワラビ採りをしている。
本音は、楽しいから。

問題は、採った蕨をどう処分するか。

自家用で食べるには、多すぎ。
売って小遣い稼ぎにもしたい。

塩漬け?

戻すとき水だけの塩抜きだと2~3日、お湯を利用しても丸1日は、かかる。
しかもペシャンコになっていた蕨は、元の太さまでは戻らない。

そこで考えました。
これも俺のオリジナル。

灰汁抜きわらびで軽い塩漬け










ビニール袋に蕨と塩を入れる。
1日後には、わらびから水分がでる。
塩水に浸かった蕨が黴びることはない。

この方法だと
室温保管OK
ぬるま湯だと昼用意して夜使用可能
水でも朝用意で夜OK
シャキシャキ感が楽しめる。
さほどやせていない。
水分は、ワラビのエキスなので煮物の出汁に使える。

この方法は、来年まで賞味や状態を追跡調査のため一部保管する。

毎年ワラビ塩漬けをする知人に問い合わせる。
するといいのがあれば持ってきて欲しい、と言う。

ところが、いいものだけを選ると少量しかない。
ここへは、いままで1回1.4Kgほど買ってもらうが続かない。

それでは、八百屋さんは?
灰汁抜きしてすぐ調理できるものならどうだ?
何件が当たるが不発。

おうそうだ、あそこはどう?
知り合いの娘が親から店を任され営業しているクリーニング取次店
住宅街の中のバス通りに面した店。
1週間に1回近隣の農家から仕入れた野菜を売っていた。

行ってみると野菜の方は、たまにしかやっていないという。
品数も商売という次元のものでなく閑散としている。

まぁ、物は試しで食べてみてと3束置いてくる。

その後、すぐ近所にある業務用を主に取り扱う魚屋が
その数なら毎日引き受けてくれることになる。

お願いしに行ったのに申し訳ないと
クリーニング屋に謝り入れに行った。



そこでこれを渡された。
そして彼女と話を始めた。

自分は、人にものを勧めることが苦手。
進めようとすると胸が苦しくなる。



でもこの空間でなにかをしたい。
親は、経営していた会社を社長を退き会長となっていた
今は、野菜づくりに精を出し
今度は、知り合った農家と組んで流通をし始めたという。

たまに親の野菜を店頭に出すことがあるが
品数も少ないので売り残す。

何かをしたいという思いはあるが考えがまとまらない。
でも、思い切って親に相談してみるという。

ワラビを売りに来たことが自分のくすぶっている思いの
後押しをしてくれたと礼を言われる。

2束をクリーニングの客に声をかけ買ってもらった。
それがこの300円だという。

その後、結構な時間その娘と話をする。
開店当初は、喫茶店営業許可も得ていた。
作ることは、好きなのだという。
ならば、食品加工だな。

親の作る野菜がある。
加工する場所はある。
保健所の食品加工の許可を得て
少しづつでいいからお客さんとキャッチボールして行けばいい。

俺は一応、食品加工の企画・開発を名刺に刷っている。
いつでも相談OKです。

報酬は、出来高でください。
つまり儲かったら考えてください。

いまのところこの300円で十分と思っているおやじです。



このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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