2017年1月11日水曜日

かみ締める

ハッハッハッ、これでまた殺人ができるぜ。

コミックスや、映画の話ではない。
日本の法廷で被告人が叫んだ言葉。

2014年千葉県柏市
1名死亡、1名負傷。
無差別殺傷事件の犯人25歳に下された判決は、無期懲役。

無期懲役受刑者は、問題さえ起こさなければ平均30年で仮釈放されている。

このことを知っての発言か?
もしくは、もう人格が破壊しているのか。
余人には、理解しえない精神構造がそこにある。






タコ足を
ベランダ軒下で
寒干し。






同じ日の報道で
20年ぶりの赤ちゃん誕生に集落が沸いている。
新潟県十日町市の6軒しかない山間集落。

会田さん夫婦は、2016年4月に横浜から移住。
夫法行さんは、写真家。
たまたま訪れたこの地が気に入り妻のももさん:画家と相談の上ここに居を移す。
そして、長男誕生となる。
男児では、50年ぶりの赤ちゃんに住民は、感激ひとしおと言う。


ひとしおには、漢字がある。
一入と書くそうな。

語源の由来を検索してみる。
染めの用語なんだと。

染めは、より深い色を求めて染めては、洗い、干す作業を繰り返す。
その一回染め数が一入。
しおは、濡れるを意味する霑しおる から由来。
染める:濡らすが語源。

二回目は、再入と書いてふたしお。

何回も染めた色という意味で百もも入茶がある。
さらに紅葉の美しい森を千入の森とは岡山の後楽園。

八千入染め:やちしお、まであるらしい。
こんなに染め回数を重ねた布が存在するの?


やはり同じ日の記事に20歳の男性が自分の出自を探った。
が、結果は、へその緒がついたまま電話ボックスに捨てられていたという事実。
養父母が乳児期に特別養子縁組で我が子として迎え育ててくれた。

17歳の時、父親が息子との諍いで思わず吐露してしまった。
それまでなんとなく疑問を抱いていた彼は、ありのままの自分を知りたい。
進学で一人暮らしができてから親探しを始めた。
そして、たどり着いた現実。

会えないから募る想いがある。
隠された事実ほど気になる。

生きているなら、産んでくれてありがとうと伝えたい。
亡くなっているならせめてお墓参りをしたい。
とは、願いの叶わなかった彼の言葉。

1月6日 朝日デジタル通信より

草木染めは、見ているだけで心が和む。
布染めは、単に色彩を楽しむだけでなく
丈夫な布・毛糸を作ることにもつながる事を初めて識る。

和むといえば、女房が家にいると嬉しくなる。
精神構造は、こどものまま全然進化していない66歳。
寒干しタコは、滋味が凝縮されている。
ゆっくりかみ締め自然の味を豊かさを楽しむ。
一緒に自身の幸せをかみ締める。



のおやじ、アゴハリ一族。世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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