今回の日本一周スタートは、青森県八戸市。
そこから北上を始めた。
本州、九州、四国、そして再び本州再上陸で海沿いをなぞって八戸でゴール。
時計の反対周りで常に海を右手に見ながら走る。
現に昨日もそうしていた。
青森市を出てGPSが消えた。
充電切れ。
バッテリーを繋いでみたが復元再スタートは、できない。
しょうない昨日のコース記録は、青森県今別町で終了になる。
眠い、とにかく眠い。
少し休みを入れては、走るの繰り返しで距離がいかない。
おまけに6mの向かい風。
今別まで55Kmというところ。
手頃な宿泊施設がある。
さてどうするべ?
コンビニやまざきがあった。
水や補給食に少しの不安があれば足りていても立ち寄ること。
とにかくコンビニ不毛の土地。
もちろん小売店も見つからない。
そこで水を調達。
ついでにテントの選定情報。
観光地図を出し説明してくれた。
車で20分ほどのところにいくつかある。
時間は、3時くらい。
このペースだったとしても日が残っている間につくことができる。
でその通りついたはず。
その町の名は蟹田町。
海が右手に見えている。
左回りを確保しているはず。
googleMAPを確認すると陸奥湾に戻っていることになる。
俺と、googleのどちらを信用するか?
俺自身でさえgoogleと応える。
夕日の片鱗を見た。
海に向かって左手に見た。
もし、陸奥湾だったら山に日が落ちる。
いや、待て左端の微かな夕焼けは、それか?
朝になると判明する。
イルカクルーズの船が停まる港に隣接した
海水浴場がテントの設営場所。
水がある。
設営終了でまだ日が残る。
海水パンツを持参している。
ひとっ風呂浴びるか。
違うべひと泳ぎだべ。
入ると浅い、浅すぎなのと冷たい。
本当にほんのわずか泳いで炊事場の水を借りて体を拭く。
俺の他に人はなし。
この時期、この土地ではねぶたを初めて様々夏祭りが催されている。
海水浴場どころではないんだべな。
食料を購入して豚肉野菜炒め味噌味。
調味料は、最初のむつ市スーパーで仕入れ本づくり。
これしか、いやこれひとつあれば十分。
残り半分に非常用ご飯を混ぜてリゾット。
腹がくちいた、ブログの下準備でもすべぇか。
GPSを充電しつつノートPCを開いた。
だめ。
瞼が重い。
開けてられない。
巨大な睡魔が襲う。
ねぶたを見物したあと熊ちゃんと一杯やりながら飯をした。
その後にテントに帰り俺は寝ようとしたのだけれど。
若い衆が二人、さてテントをどこにしようかと紛れ込んできた。
その二人もおかしなコンビで酒も手伝い興にのってしまう。
四人で話に入り込む。
おれは、寝る。
宣言したのが1時。
起きたのは4時。
就寝時間は、3時間。
普段ならなんとかもつ。
が、昨日は、は無理。
それを承知なので眠たくなったら休むを繰り返した。
ほとんで下書きができずに撃沈。
ゴォー、ともボォーと聞こえる。
強くて太いエンジン音で目が覚めた。
漁師が船をスタートしている。 まだ日が登っていない。
時間は、3時45分。
でこれを書き始めた。
そして今あの曙色が目の前に広がりつつある。
陸奥湾だな。
4時50分お日様が雲間から顔を出す。
俺の目の前に。
あとで今日走るルートを確認しよう。
秋田へ向かう。
ねぶた祭り情報
あの掛け声のらっせら~は、どんな意味があるのだろう?
自分の椅子を用意して座って観ていた大きなガタイの男性に聞いてみた。
彼は地元の育ちではないらしく、隣の女房に質している。
女房はその父親らしき人に聞いている。
答えは意味なくそうなったのだ。
と返ってきた。
追加の情報を足して頂いた。
ねぶたは、青森県のなかでねぷたと呼ばれる地域もある。
その掛け声は、全部違うのだそうな。
本当に意味がないのだろうか。
いまは、インターネットが殆どの疑問に答えてくれる。
昔は山車の照明が蝋燭。
それを供出いただけませんか?
で子どもたちが蝋燭調達に群れ歩く。
有名なろうそく出〜せ、出せ〜よ。
これが起源だと。
出っせなぁ〜、出っせなぁ。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。