昨日一日を修行僧山田さんと整体師小林さんの二人と一緒。。
走行距離は、たった81km。
僅かしか走っていない。
本気の走りではない。
AVE17.72km/hとゆるい。
俺にとっては、癒やしの走り。
無理はなし。
足を休められた。
一昨日と二日続けている。
スタートして10日間の疲れ。
そして初めての暑さ。
やられた。
暑さ対策の練り直し。
下半身のパンツ重ね着。
七分丈のアウターパンツに座布団付きインナーをやめた。
蒸れのないレーパン1枚履き。
上半身は、風の通りと速乾性をもつ長袖のポロシャツ1枚。
走り出す前に首の日よけ付きキャップ、指ありグローブ、日本手手拭いの三点を濡す。
日本手拭いは、レーパンの腰真ん中にたらす。
脳みそ、脊髄、手の三点を常にぬらしておく。
長岡市の気温を見ると14時に最高の30度c。
命に危険を及ぼす気温ではなし。
しかも道中は曇りで陽光が遮られていること多し。
走りは、のたり。
たまにはお日様が顔を見せる。
直射日光を浴びせてくるも暑くてしんどいな、などまるでなし。
さぁて出発しましょうか。
それが8時。
その前に地元のチャリダーが興味のインタビューを掛けてきた。
しばし情報の交換をする。
俺達の昨日一日の道路事情が主。
平日の朝走りで昼から仕事だという彼。
アップダウンの少ない道。
トンネルの注意場所などを仕入れる。
俺は積んだ荷物の点検をする。
その間に整体師が出発。
そして修行僧。
駐車場内を蛇行運転しながら荷物の状態を確認。
さて行くべか。
二人とは、また会えたらで一旦別れている。
コースは、柏崎原発近く。
砂浜あり岩場ありの海水浴場適地の地域が続く。
その最初の海の家からうちわで煽りながら
どうぞ〜、と誘導がかかる。
食事もあり。
少し釣られそうになる。
が、まだいいや。
グラノーラで朝のエネを摂ったばかり。
が目の片隅に見覚えのある荷物満載の自転車。
Uターンしてみると片手に丼の整体師が出てきた。
ご飯してま〜す。
詳しく書くことを控えるが60歳の還暦を迎えたばかりの
陸上中距離選手だった彼。
体の芯棒が出来ている。
走る姿勢が凛としている。
だが上体が硬い。
荷物が多すぎる。
すっくと上体を保っているも、その荷物のせいで小さくローリングを起こしている。
それを抑えるために上体に力が入ってしまっていた。
たしか九日間の旅。
なんでそんなにバックを膨らます?
とツッコミを入れてしまいたいほどに重い。
それでも3kgばかりを宅配便で送り返しているのだという。
初日に群馬の峠越えで縦断して西日本入り。
そこで最大荷物を一緒に運ぶ。
そして初日に膝をやってしまった。
一応走ることが出来はするもののスタートや上りで痛みが出てくる。
身長は、175cm位でがっちり体駆。
さてUターンのさらにUターンでコースに戻り。
足休めののたりと暑さ対策確認走りを実行してゆく。
メーターが走行距離11kmをさしたあたりで前方にゆらりと走りの姿あり。
ほう、海岸コースではなく内陸コースを走っていたのではなかった。
やはり東京から西日本に来て長野県の実家に帰省旅。
バイクは、クロス。
無謀なり。
街乗りでロングをしようなど。
俺がのたり走りのせいもある。
が、僅かずつしか差がt縮まらない。
自転車とは、そこそこに早いものなんだと再認識。
都内の風呂なしAPに簡易シャワーを作っている。
その構造は、天井から四方にビニールを垂らす。
下にはダンボールをビニールで内張りした浴槽。
それだけで笑えるくらい独創的で貧乏。
寝袋にあぐらする姿は、この新潟県コースで見た良寛様に似ている。
約15kmで横に付けた。
なぜか托鉢を請われた善良なる民の心境を起こさせる。
次のコンビニで休憩しよう。
なにか一つ奢るから選んで。
カロリーメイトを所望してきた。
そこで休憩している間に整体師が合流。
僕は、違うコースに入るかもしれないんだな。
山下画伯の如き妙な魅力をもつ修行僧。
また僧とお別れ。
68と60の怪しいコンビが成立
じぁ、一緒に走ろうか。
上り苦労の整体師。
俺は情け容赦なく自分ペースを保つ。
坂の手前で勢いをつけてそれを継続させて登りきる。
または、途中でフロントを落としてペダルを軽くして回転で登りきる。
そんなことを何度か繰り返す。
休憩を多用しながら。
コンビニからでてきたばかりの坂に差し掛かったとき
ブルーベリーの看板が見に飛び込んできた。
どう?
誘いを入れると同意の応え。
少し横道にそれてその園がある。
畑で雑草の駆除中の主人に来てもらい案内を願う。
客が採集する。
その重さ代金引換で持ち帰る、がシステム。
整体師、俺が説明を受けている間にタイヤの空気を増している。
女主人は客が来ないであろうと予想してすでに摘む作業は終えているという。
ならば計り売りに色をつけて販売してほしい。
こちらも作業の時間を省ける。
で焼きそばを入れるほどのプラ容器で1000円で提示してきた。
俺はその場所で食べるのを欲っした。
ゆえにその量は、多い。
その四分の一が欲しい。
整体師が全部もらいましょう。
クーラーバック持参だという。
この人は自転車旅でなにをしようとしている。
飲み物に入れるために直前で購入した塊氷があるから冷やす。
と言う。
ならばと同意。
試食の分をどうぞ、と出してくれた。
期待した酢っぱさが弱い。
と言うより甘いブルーベリーがそこにあった。
なんやかやで主人の畑仕事のはなしも聞く。
立派な張りで支えられた平屋が作業場。
子どもたち家族が年間にお盆の三日間だけ使用するのだという。
いつでも貸してあげるから電話を頂戴だと。
板張りの床。
吹き抜ける風。
本当に来ちゃうぞ。
このおやじ、アゴハリ一族。
世に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。
札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
斜めから見る習性は、周囲に疎まれる。