2016年5月17日火曜日

がっぷりに組むと

北海道コンサドーレ札幌は、15日に13節を戦った。
相手は、水戸ホーリーホック、アウェイ戦。

ところでホーリーホックってなに?





たちあおい、
なんとなくそんな気がしていた。

水戸のご老公に由来する。






結果は、0-1でコンサ勝利。
この価値は、非常に大きい。

なぜか?

ジユリーニョがいない。
福森がいない。
マセードがいない。

開幕から活躍を続けていた3人がいないことは、通常では大きな痛手。

そこをヘイズ、荒野、櫛引が代役で埋めた。
これから蒸し暑いアウェイ戦がある。
大きなひずみなく延べて選手を起用出来る。

しかもこの日のベンチは、
小野、稲本、河合が控えていた。
これも大きな武器となる。
現に思惑通りのゲーム展開で勝ち切った。

開始15分ビッグチャンスが訪れた。
右バイタルエリアを荒野ドリブルでDFを躱しヘイズへ渡す。
ヘイズDF裏から飛び出す。
エリア内で二人のDFとGKを躱しエリア右奥でフリー。
ちょんと右で蹴り込んだボールは、ポール外側をかすり外ネットをなぞり転がった。
ゴールとはならなかったが十分に得点の臭いを放っていた。

ヘイズが使える。
ここが入らなかったのは、心の問題。
どんな偉大な選手でもまず1点目には重圧がかかる。
まして、ブラジル3人衆で出遅れのヘイズ。
開幕から10Kg減量したという。
別人の容姿に変身した。

しかし、精神が仕上がっていない。

外した時の笑い顔がそこを物語っていた。

あそこは、大いに悔しい顔のはず。
地団太を踏み鳴らし、自身のふがいなさを詰なじ らなければいけないシーン。

ヘイズに残された課題は、マインド。
顔に戦いの表情が現れていない。
精神的エネルギーの炎は、小さい。

人は、可笑しいから笑う。
しかし、笑うから可笑しくなる、の反面もある。

俺は、提言したい。
ヘァメイクと髭の作りでヘイズを一流プレーヤーに仕立ててくれ。
ヘイズ最高 とおだて倒してくれ。

一流と呼ばれる人は、必ず顔が出来ている。
そんな顔を付けてやってほしい。

荒野は、ジュリーとは違う運動量という方法でトップ下をこなしていた。
チームの約束事:俺の想像 としては、
中盤で相手にボールを奪われない。
ゆえに長いボールを多用して前線に預ける。
前線の3人でまずは、仕事をしておいて頂戴というところ。

何度か好機を演出した。
思い切りのいいシュートも放ってきた。
荒野は、案外シャドーの位置が適正なのかもしれない。
これも前に書いたことだが横に触れる走りは、随分直してきている。
後は、レスター岡崎がしているように瞬間スピートトレーニングを反復持続させることで
スキルアップに繋がるとことだろう。
彼のポテンシャルは、誰もが認めるところなのだから。

コンサの4番目のゲッターがヘイズになるのか荒野になるか。
無論二人とも来てほしいところ。

そして、櫛引。
気持ち良さそうに汗を流していた。
何度もピッチを深く駆け上がりクロスを上げていた。
彼の足りない部分は、広い視野と判断力。
身体の強さは、できている。
常に色々な場面をシュミレーションをしてイメージすること。
寝ていても出来るトレーニングを怠ることなかれ。
荒野同様オリンピックも諦めてはいけない。
無論オリンピックだけが選手としての道筋ではない。
しかし、そのチャンスは、今だけなのだから。

さて、この日の勝因は、水戸の戦術不備。
ミラーゲームで札幌のチャンスをつぶし疲れの出る後半勝負。
今の水戸と札幌とでは、頭一つ違う。

対人でぶつかり合う競技でこの差は、大きい。
がっぷり四つに組合うと力の強いほうが勝つ。
後半に疲れが見えたのは、水戸。

あれだけ前線を脅かされ続けたのだから無理もない。
対して札幌は、後半勝負と見切っていた。
四方さん良いんでないの。

61分ヘイズ~内村に交替。
札幌のスピードスターが水戸DFを揺さぶる。

72分深井に替え小野投入。

都倉・内村の2トップに小野のトップ下。
荒野は、ボランチ。

リズムが明らかに変化した。

小野にボールを集めエリア内を狙う。
小野はバイタルから、シュートも放つ。

札幌の猛攻にエリアを中心に水戸の島が出来る。
水戸の両サイドに隙が生まれていた。

内村がドリブルで左深く切り込み堀米に預ける。
フリーで受け取ったゴメスは、少しためを作りエリア内へクロス。

このとき内村は、侵入を防ごうとする水戸DFの裏を簡単に奪う。
水戸DFは、ボールに意識が行っていた。
回り込んでエリア中央まで走り込みその勢いのままヘッディング。

美しく勢いの良いGOOLが生まれた。

そのあとすぐに前に替えて河合投入。
逃げ切りの陣容を整える。

4連勝しかも全部クリーンシートの勝ち。

残り29試合
18試合の勝利 
勝率62%でシーズン勝ち点目標80点まで残り54点 


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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