2015年12月16日水曜日

国産超音速旅客機

HondaJet
空のカブHonda Jet
MRJ 
三菱ジェット旅客機
と日本産ジェット旅客機の話題が続く。






画像JAXAより
超音速旅客機イメージ


ジェット旅客機歴史概略
1940年代後半 ジェット戦闘機実用化
1949年英国デ・ハビランド社 36人乗りジェット旅客機コメット初飛行
1952年5月コメット初就航
コメット画像巡航速度740Km

コメットは、操縦に不慣れな原因による離着陸事故多発。
死亡事故に至る事故も発生していた。


離陸時に推進力が不足する欠点が判明し主翼の改良などがされていいる。

1953年5月 インドのカルカッタ空港を離陸後空中分解事故。
1964年1月 地中海上空で空中分解。
1954年4月 ローマチャンピーノ空港離陸後空中分解。

発就航から1年で空中分解事故。
その後連続する。
調査で構造上の原因があぶりだされる。

金属疲労による機体の亀裂。
その亀裂の始まりは、窓枠などを止めるピベットの初期亀裂だった。

旅客機コメットの現代技術による原因究明ドキュメントYouTube 約47分

コメットの事故は、ジェット旅客機の
安全性能を高くするための大きな代償でもあった。

そしてロケット研究もまた金属疲労と深く関わる。

JAXA ジャクサ
2003年誕生
宇宙科学研究所(ISAS)。
航空宇宙技術研究所(NAL)、
宇宙開発事業団(NASDA) の3機関が統合された組織。

組織改編以来毎年1500億円以上の予算を必要とする巨大国家プロジェクト。
予算推移グラフ


日本のロケット研究・開発は、
日本航空開発機構:JAXAが行っている。
ここで音速ジェット旅客機の
研究も行われている。



超音速旅客機
日本からヨーロッパまで6時間で行けたら。

現在のジェット旅客機は、速度800Km程度で巡航されている。
過去に超音速旅客機コンコルド があった。
音速の2倍で航空する。
合計20機が製造。
2000年7月タイヤ破裂から墜落事故
搭乗者全員と地上の事故現場で巻き込まれた113人が死亡している。

2003年11月全機が撤退
長い滑走距離
太平洋を越えられない飛行距離
※巡航距離7229Km サンフランシスコ~東京間約8300km。
高燃料費
高価格本体
高運賃:乗客定員100名
ソニックブーム などの問題と上記事故発生、
テロ多発による経営不振。

ソニックブームとは?
音速:マッハ1:1225Km/時速 の壁を突き抜けると衝撃波が起きる
注:音速は、気温・気圧に左右され変化する。
衝撃は、造形抵抗から生まれ抵抗が大きいほど衝撃波は大きくなる。

衝撃波が大きいと金属疲労も比例して大きくなる。
衝撃波を抑えると衝撃音が軽減され燃費も向上する。

音速の壁を越えた時の衝撃波が1回目のドカン。
その波が広がり地上の物体を共鳴させ2回目のドカンが起きる。
旅客機は、その機体の大きさから衝撃音も大きく
コンコルドは、騒音環境の問題を引き起こしていた。

2015年10月27日プレスリリースより
世界初ソニックブーム仕様実証試験

JAXAの設計によるソニックブーム試験
計測速度 マッハ1.39:時速約1700Km
これによればソニックブームは、
1/2に低減可能
さらに50人規模の小型超音速旅客機に
適用した場合には、コンコルドの1/4に低減可能。


試験風景画像



効率的かつ安全なロケット研究は、
航空機の基盤的・基礎的な研究にも寄与しているということだべか。
年間1500億円の研究費が
安いのか、高いのか判断のしようもない。
が、こうしたこ報告を聞くと胸が高鳴ってくる。


まだまだお子ちゃま精神構造の65歳というところ。


世界では、次世代型として超音速旅客機の研究開発にしのぎを削る。





ボーイング社
ロッキードマーチン社
共同開発
就航2022年
マッハ2を
目指している。





アエリオンコーポレーション社
エアバスグループ
共同開発。
2020年初頭就航
マッハ1.6目標

その他
ロシア・イギリスなども開発中




このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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