2015年4月25日土曜日

空のカブ Honda Jet

今朝の札幌市:晴れ・少風 予想最低気温6℃・最高気温17


HONDAバイクのタンクについたウイングエンブレムは、
創業者本田宗一郎が念おもう自由への憧れ。

憧れは、地上から空へと舞台を広げた。

ホンダの航空機事業子会社、米Honda Aircraftホンダエアクラフトは、
ホンダジェットを4月23日 羽田空港で日本のマスコミにリリースをした。

その空への挑戦は、1962年本田宗一郎が
空への事業参入を発表してから53年を要した。

米ホンダエアクラフトコ^ポレーション現社長藤野道格:東京大学工学部出身は、
Honda Jetの設計者でもある。 

主な受賞歴
2007年10月 日本グッドデザイン大賞
2012年9月  アメリカ航空宇宙学会エアクラフトデザインアワード
2014年8月  米国学術団体「SAEインターナショナル」主催「ケリー・ジョンソン賞」

画像及び詳細は、HONDAより




主翼上にエンジンを置くなど
随所に独自の設計。
同じクラス比燃費比17%減の
ほかに居住性向上



納入は今夏から
HondaJetは、これまで全米70カ所以上で2500時間を超える飛行試験を実施。
生産工場では既に12機が最終組立工程にある。

米国を中心に100機から120機受注済。
FAA米国連邦航空局による
最終の型式証明を取得した後、随時納入する。

エンジンは、アメリカで生産され他飛行機メーカーへも供給予定。

主な使われ方や性能のチェックをしてみた。
納入価格 5億4000万円

大陸をひとまたぎ は、できない。
高額所得者向けの移動手段としての価値。
個人所有もしかり、短期のレンタルとしての需要も考えられる。


ニューヨークから
イギリス5500Kmは、とどかない。
ニューヨークから
ロサンゼルスもダメ。

日本への運搬方法は?
調べきれなかった。


移動中に機内で会談することが可能で
乗り換えなしで時間ロスがない。

幅広い飛行区域
旅客機より高くも低くも飛ぶことができる。

飛行速度は同じ
最高速度は、時速778kmで旅客機と同じ。

最高航続距離2185Km
札幌市~那覇市 国土地理院2243.8Kmは、飛行できない

おしいっ!

乗客・乗組員
ライトクラスの総数7名搭乗、ゆとりの客室空間。

機体特徴
1.主翼上面エンジン
この形態では、
胴体後部のエンジン
支持構造が不要。
内部スペースを
最大限に利用できる。
主翼にかかる衝撃波が
軽減され速後アップと
燃費の向上につながる。


2.独自設計の自然層流翼・自然層流ノーズ
  

空気抵抗摩擦を
抑えた設計と
表面の凹凸を
小さく抑えている。



3.一体型成形

ハニカムサンドイッチ
パネルとスティフンドパネルの
2種の構造様式を組み合わせた
一体成型を開発。
カーボン複合材と
一体成型技術の採用は、
軽量化だけでなく、HondaJetの美しい外観を得た。

4.軽量コンパクト高性能ターボファンエンジン

排ガスが少ない
航空環境保護委員会 (CAEP) の
基準値と同等以下の低排出ガス化。

静か
CFR36のステージ4の
要求水準も満たしている。


5.デザイン・品質・静粛性・室内空間の快適性向上











俺は、ホンダのリリースを興奮しながら書き上げていた。
が、上に書いたようにアメリカの工場から自力で飛行できない。
狭い日本でさえ北から南まで一足飛びできない。

最初は、太平洋・大西洋をまたいで大陸間を移動できるイメージを持っていた。
でも、すでに100機以上の注文があるという。
世界には、このクラスの需要が大きく広がっているということになる。

俺は、こう考えた。

空のカブ
1952年最初のモデルを発売してから60年以上で(現スーパーカブ)、
累計9000万台を超えている。

Hondaの原点は、今持って世界をリードしている。
そしてその精神は、空のカブへと受け継がれた。
身近に手軽に丈夫で頑強な空のカブ が、Honda Jetなのではないか。

長距離航行機の開発も遠くはないのだろう。


 このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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