2015年3月14日土曜日

センチュウ けんちけん

今朝の札幌市:曇・微風 予想最低気温ー2℃・最高気温5℃ 積雪50cm

自分の親父の最期は、痩せこけて生ける屍の如き有り様だった。
内蔵に巣食った癌細胞は肥大化しお腹だけが異常に盛り上がっていた。
もう、30年以上昔の話。

その親父のお陰で自分の体とよく対話し気遣うことを続けてきた。




木の癌
たぶんハンノキと思う、







2日前の新聞に
九州大学 味覚・嗅覚(きゅうかく)センサ研究開発センター
広津崇亮助教らの生物実験

線虫でがん診断 精度96% の報道。

線虫を入れたトレイの隅に尿を滴入する。

がん患者の尿には、素早く近づく。
正常者の尿には、反対に遠ざかる、 という。



嗅覚を止められた線虫は、がん尿に反応しなかったので
匂いが関係しているであろうと推論されている。


線虫がん診断経緯
九大の広津崇亮助教と伊万里有田共立病院(佐賀県有田町)の
園田英人外科医長らの研究チームは、
体内に寄生した線虫アニサキスを手術で取り除こうとした際、
未発見の胃がん部分に集まっていたことに着目した。

これを機にガン診断の実験が開始される。

実験動物として使われる線虫C・エレガンスを用意。
この線虫は犬と同程度の嗅覚受容体を持ち、
好きなにおいに集まり、嫌いなにおいから逃げる習性(走性行動)がある。

健常者207人、 がん患者23人を判別
そのうちがん患者の95.8%を診断できた。

同一のガン患者を従来の腫瘍マーカーで検査すると、
16.2~25%。
線虫診断は、約4倍~6倍の診断率となる。

がんの種類、進行度合いに関係なく診断したという。

実用化目標は、10年後。



寄生虫として知られる線虫 wikipedia
地球上に1億種いるかもしれないと言われる。
地球上で最大の生物種
その生体は、水中 土中、生物中など様々寄生、共生し人間とも大きな関わりを持つ。
回虫もその一種類。

寄生、双利共生

寄生は、 wikipedia


・Aが、Bが得た、または当然得るはずの栄養摂取源を取得すること。
・Aが、Bの体内か体表面、あるいはそれに近い位置にいること。
・この関係が一定期間続くこと。
・BはAの存在によってはっきりした不利益を被ること。


寄生される人間界では、その対策を講ずる。
一時期は、寄生を抑えられるが、
寄生する側は、進化しその対策を上回るさらに強力な力を持つようになる。
病スーパーレース すべての抵抗性を打ち破る と呼ばれている。

双利共生関係 : A宿主とB寄生 お互いが利益を生ずる関係
腸内細菌で善玉と呼ばれる種類。

片利共生へんりきょうせい : 有害でも有益でもない共生
腸内細菌では、日和見菌がこっちになるのだろうか?


かたや、既に犬によるがん診断の研究も始まっていた。
日本医科大学外科学 宮下正夫教授
1989年に医学雑誌 The Lancet が犬による皮膚がん発見例を発表。
その後、2004年大規模研究がなされ British Medical Journalに論文発表。
これを機に日本でも研究が開始されている。

しかし、国のガン診断承認や、支援が得られていないものの、
日本獣医生命科学大学との共同研究により犬によるガン診断の体制を整えた。


けんちがいしないでね がん検知犬
世界のがんを撲滅、 線虫よ  センチュー なんて時代になる。


このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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