2014年12月8日月曜日

森の精

今朝の札幌市:小雪・風なし 予想最低気温ー3℃ 予想最高気温2℃ 積雪4cm



昨日の午後西岡水源池公園を
10kmくらい歩いてきた。

池の表面はもう凍っている
その上は積もった雪に覆われていた。
手前は、取水塔


体に軽く汗を感じなら歩く、熱くて帽子を脱ぐ。
人間は、歩いてなんぼ だと思うのがこういう時の俺の常。
足の裏から脳みそまで押し上げられた血液は、頭の廻り(めぐり)を良くしてくれる。
もっとも、もともと出来損ないの俺の頭では、廻りがよかろうが高がしれている。

帰宅後、パソコンまえに座るとふっとフィトンチッドが香ってくる。
この時こんな話が頭に浮かぶ。



私はももたん

おかあたんも、おとうたんも、バーバ、ジージ、
ももたんのことを「ももたん」とよびます。
ジージが「公園いくか~」っていうから
「うん、行きまつぅ」と言って3回うなずきます。


ジージは、ももたんが遊んでいるとき少し離れて見ています。
ももたんが転んでも
「ももたん一人で立てるかな~」
「おおぅ、すごいすごい一人でたてた、泣かずに立てた~」と褒めてくれます。

だから、ジージと公園に行くのが楽しいんでつぅ~。

ももたんの大好きな、ひつじさんがたくさんいる帽子つきのオーバーオールを着て。
もこもこの帽子をかぶって紐のついた手袋して
ジージは、じっとまっててくれます。
ももたんのできないことだけお手伝いしてくれます。

長靴履いて、長靴の上にカバーをつけて、さぁ出発です。

今日は、公園に真っ白白の雪が積もっています。
そりも持って、
少し重いけどももたんがよっこいしょ、よっこいしょします。

公園の坂をそりで滑るのが楽しみでつぅ。

よっこいしょ、よっこいしょ、よっこいしょ、よっこいしょ。
坂をよっこいしょして登ってそりに乗って「しゅるるるる~」
ジージは、「すごいすごい、すごいスピード」っ褒めてくれます。

ももたんはうれしくて「きゃははは」と笑うとキラキラのあの子がやってきました。
キラキラのあの子は三角の帽子をかぶり
手に星のついたスティックを持っていて~、
ひゅるる~と空を飛ぶよ。

ももたんが「きゃははははぁ」と笑うとキラキラちゃんもにこにこする。
「きゃははははぁ」
「にこにこ」
「きゃははははぁ」
「にこにこ」・・・・・
ジージは、こんなとき不思議そうな顔でももたんを見るの
ジージにはキラキラちゃんが見えていないようです。

何回か坂を登り、何回かそのままごろごろをして、
そして新しい雪をよいしょ、よいしょして
もうつかれてきたしおなかもグーしてるから
「ジージもう帰ろうか」って言ったら
「じぁ帰ろうか」
そんな時キラキラちゃんが星のスティックをひゅるるるる~んとひと振りしてくれるの。
そしたらスティックの先からとてもいい匂いが出てきてももたんと、ジージに振りかかるよ。

楽しかったよ、また遊びに来てねって森の精がつけてくれる。
また来るね、キラキラちゃん。

家に帰るとバーバは、あたたかいココアをつくってくれる。
そしてココアをふぅ~ふぅしながら~ジージが言うの
「おおぅ、今日も森の匂いがついてきたねぇ」って。
ジージは、キラキラちゃんは見えないようだけど、
キラキラちゃんの出してくれた匂いはわかっているみたい。

そう、俺にもキラキラちゃんは、森の匂いをふりかけてくれる。

このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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