2016年2月2日火曜日

たてるなら

日頃漠然とした? を持っていた。

ビルや一般住宅がここでも、あそこでも取り壊す。
そして新しく建て替える。
30年位で住めなくなる、使えなくなる建物をどうして建てるのだろう?

なぜ建て替える日本建築

日銀マイナス金利を発表した今、
住宅ローン金利が史上最低に推移している。
総じて0.5%台。



いつものコースから
札幌市街



1000万円を借りると
1年間5万円の金利
20年返済で100万円しかかからない。

元金1000万円
金利100万円
合計1100万円
年間返済額55万円
1ケ月返済額45,800円

1000万円では、家は建たない?
今ある家をリフォ-ムならどうだろう。
乗り換えローンでも最低だと0,4%台があるので
新築も含めて住宅建設時期といえる。
住まない家余りの時代にそれを再生するのも一手と思う。

1月31日TV夢の扉でリファイニング建築の紹介があった。

株式会社青木茂建築工房主催
首都大学東京戦略研究センター教授
首都大学サイトより

リファイニング建築とは、
従来の増改築とは異なり、弱体化した構造躯体の
耐震性能を軽量化や補強によって
現行のレベルまで向上させるとともに、
大胆な意匠の転換や用途変更、設備の一新を行い、
このことを繰り返すことによって建築の長寿命化を図る建物の再生手法である。
 (商標登録第4981412号)


日本では建物は新しいほど喜ばれ、資産価値も高い。
欧米とは大きく異なる点だ。
日本の住宅の平均築後年数は27年。

アメリカは66.6年、
イギリスの80.6年というデータがある。
京都や奈良には何百年も建っている寺社がたくさんあるというのに、
なぜ、日本の住宅は寿命が短いのだろうか? 
いや、手入れ次第で長く住めるのに、諸事情から壊さざるを得ないのだ。

特に商業ビルの場合にこの諸事情から壊さざるを得ない。
が答えになる。

資産価値が下がる。
家賃が下がる。

建て替える。
資産価値が上がる。
家賃が上がる。
とうい流れ。

国交省がこれまで公表してきた資料によれば、
木造住宅の寿命は27年ないしは30年、
マンション(RC/鉄筋コンクリート造)は37年としているケースが多い。

夢の扉YouTube5分48秒

単純に外観が良くなった、内装を変えたというリフォームではない。
建物の耐久性を高めるとともに寿命を伸ばし
資産価値を高めているところに驚きを覚えた番組だった。

青木茂は、ヨーロッパに根ざした再生建築に触れた。
まだ再生建築の観念のない日本でそれを実践させる。

最初に手がけたのは、中古コンクリート住宅。
三階建てを自身が購入してリファインした。
直後、3・11に会いその堅牢性を実証する形となる。
実績がない、聞いたことがない日本人の慣用句をものともせず
現在数々の物件を手がけ様々な賞を受賞している。

番組の最後で5階建てMSのリファインを終えて
建て主に家歴書を贈った。
どこをどのように手直ししたのかが記された10cm厚さの資料だ。
何十年後にリファインが必要な時に役立ててください。
だと。
彼とは、なんの関わりもないけれど誇りを覚える俺でした。

昨日、今季26回目CCスキー2時間10分。
累計:49時間40分
今朝の札幌積雪46cm



このおやじ、アゴハリ一族。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。

物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、コンサドーレ札幌のサポーター

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