1972年12月初回放送。
月~土の毎朝放送。
44年間続くTBSラジオの看板番組。
少々硬派なラジオバラエティでよく聴かせてもらっている。
その番組の
東京大学名誉教授月尾嘉男さんのコーナーで聞いた話。
弱いロボット
世にコンピューターのもたらす恩恵は、数しれず。
日夜研究者の心血が注がれている。
洗濯機が炊飯器が人の代わりをしてくれるくらいまではいいとして、
将棋が、碁が、チェスが人間より強くなる。
株価の予想も1700回で1回の失敗しかないところまで完成されてきている。
しかし、それは、同時に人間を自堕落にしているのでなないか。
そのうち人間は、考えず、動かずの本来の姿を見失って行くのではないか。
そんな人工知能の世界に弱いロボットを開発している研究者がいるという紹介。
豊橋技術大学 岡田美智男教授
目的を持ってロボットを開発すると
目的を達成させることに力をいれる。
そこが嫌なのだそうだ。
例えばごみロボット
このロボットは、
ゴミを見つけて知らせるだけ。
ゴミ掃除は、しない。
でも知らされた人は、
しょうがないなぁ、拾っておこうか。
とか、
おお、そうかいゴミがあったのかい知らせてくれてありがとね。
と思ってもらえるような仕組み。
数値:測れる結果が全てではないだろう、が基本の考え方。
例えば
む~という話すロボット
たどたどしく未熟で
話し方が完成されていない。
自動販売機の無機質なありがとうございました。
ではなく、
む~の話をよく聞いて理解しようとする気持ちを起こさせる仕組み。
ものづくりの中で機能を追求しすぎると消耗戦に行き着く。
それでいいのか?
という疑問があるという。
では、む~を商品化する?
したくない、独居老人とむ~が話をしている図は、寂しい関係。
痛々しくも感じてしまう。
能力は、求められ追求されて評価される。
教育も人を育てる場ではなく個人の能力を高めるために傾注している気がする。
役に立たないけれど大事な所を丁寧に見て:学生に対して ゆきたい。
と言っている。
研究する岡田先生は、細いながらも強い芯を持つ。
他者:人に委ねるロボットがあってもいいと考える。
著書:弱いロボット
研究開発作品YouTube
・呼ばれた場所にとことこ移動するポット
・掃除をしないごみロボット
・ゆらゆらと揺れながら人と手をつないで歩くロボット
・変態ロボット
人の感受性を刺激するロボットを研究開発する
岡田美智男は、変な人。
曖昧を諒とした研究こそ未来のロボットになくてはならない要素。
こんな研究者が教授として教育の現場に存在することに
大きなお驚きを覚える。
なお、湯に行くロボットは、俺が勝手に付けたもの。
unique:ユニークを漢字に変換しただけのただのダジャレ。
俺には、然程さほど にしか才能というものを持ち合わせていないという。
自虐のオチでありました。
世界に散らばり社会を斜めから見つめブツブツ文句を垂れ
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、北海道コンサドーレ札幌のサポーター
このおやじ、アゴハリ一族。
世界の滅亡を防ぎつつ勝手気ままに生きている。札幌市在住、顎が張っている、へそ曲がりで頑固。
物事を斜めから見る習性があり周囲に疎まれる。
趣味:ロードバイク/ クロス カントリースキー/ そして、北海道コンサドーレ札幌のサポーター