その通り。
どれほど気の毒に思ってみてもその人自身でなければ痛さなど知れようがない。
今回の怪我の衝撃は、形容の言葉を持たないほどであった。
そして相当の痛みを生んだ。
路面に投げ出され蹲うずくまる。
最初の行動は、車の往来。
自分の位置は、センターライン近く。
対向車に轢かれる心配は、なさそう。
同じ車線の後続は?
少し間をおいて停車してくれている。
目をつむり一度息を整える。
頭に浮かんだのは、生きてるな。
路面に投げ出され蹲うずくまる。
最初の行動は、車の往来。
自分の位置は、センターライン近く。
対向車に轢かれる心配は、なさそう。
同じ車線の後続は?
少し間をおいて停車してくれている。
目をつむり一度息を整える。
頭に浮かんだのは、生きてるな。
その刹那の痛みが最高値。
千歳市立病院に搬送検診後、帰札。
その夜は、自宅の布団に寝ることが出来ずにソファに座り寝た。
痛み止めの手は借りず。
病院でも
「我慢しないでくださいね、飲み薬が嫌なら座薬がありますから。」
看護師が何度も言う。
大層な我慢などしていない。
痛みを感じない体質なのだろう。
それとも日ごろの運動のお陰か。
新ヘルメット |
昨日9月25日は、
事故から丸1ケ月が経ちプラス1日目。
肋骨は、体を左右に
大きく捩じるまでは至らずも、
プチプチもなく少しの違和感を感じる位。
大きく捩じるまでは至らずも、
プチプチもなく少しの違和感を感じる位。
鎖骨も肩下までの稼働なら
相当に使えるまで回復を見ている。
相当に使えるまで回復を見ている。
来たるべく自転車復帰のために
Jamis2号を点検に持ち出した。
事故後初めて愛車を眺める。
俺の体が、大部分の衝撃を受けたことで自転車のダメージは、ないように見える。
少しの汚れを拭き掃除して、タイヤの空気圧を整えて自宅を出ようとする。
手押しで行くつもり。
その時、「ジジィ、乗ってみたらどうよ。」と愛車が囁いている。
そぉっと跨って見た。
あ~あ、
至極、極楽、天国、快楽。
振動は鎖骨にどんな影響があるだろう?
そ~っと進む。
多少なら問題なし。
ブレーキ?
握れる。
握れる。
スタンディングは?
立てる。
右を振り返り後ろの安全確認が出来る。
右を振り返り後ろの安全確認が出来る。
最初は、負担を半減させていた右腕に負荷をかけてみる。
痛みなし。
最低あと2週間は、乗ることまかりならぬと覚悟を決めていた。
が、とりあえずサドルの上の人に戻ることが出来た。
身体が芯から蕩とろけてきそうだ。
顔が自然にゆるゆるしている。
うれしい。
身体が芯から蕩とろけてきそうだ。
顔が自然にゆるゆるしている。
うれしい。
友人が、俺より少し後に俺の何倍もの怪我を負った。
死んでいても不思議のない事故。
下半身が不随になっても納得できるほどの事故。
自分も相当の怪我をしたので理解できる。
痛いべなぁ。
心が苦しいべなぁ。
馬鹿だなぁ、
口惜しいと思うべなぁ。
出かけて馬鹿を冷やかしてきた。
冷やかして笑っているうちに眼まなこが熱くなっていた。
奴のSNSにそれを見舞うコメントがあった。
死ぬこと以外は、かすり傷。
起きたることを悔やんでも取り返しの一切は、出来ない相談。
そう、生きていることを慶びとして今を楽しもう。
サイクルプラザで整備をしてもらい新品のヘルメットを購入。
今日から自転車のリハビリ開始。
少~しずつ、脚を戻そう。