2021年7月6日火曜日

限界を「ぐわぁ~っ!!」と踏む

肉体に負荷を与える。
筋肉繊維が一度切断される。
次にその修復が進む。
修復された筋肉は、以前より強化されている。
負荷が大きい程、回復筋肉も強いものになる。

ツール・ド・フランスをTV観戦している。
トップ争いの興味の他に何か新しい事実を与えてくれるのではないか、
という期待もある。

今年2021年の3戦目にそれがあった。
そのステージの仕舞いを紹介するコーナーでのこと。
元有名ツールド選手サイモン・ゲランスが紹介している。

彼は、「ここでは足が痛くなるほど回しているだろう」とコメントしていた。
日本のLiveスタジオでも良い表現だと解説していた。

筋肉を限界まで張る。
筋肉の繊維を限界まで縮ませ膨らませる。
同時に毛細血管の隅々に血液が多量に送られる。
筋肉は、悲鳴を上げる。
「痛~~い!!」

この「痛い」という悲鳴は、肉体の防御反応だという。
「これ以上やると壊れるぞ〜!!」と警告する。

一回やってみないばいけないな。
そう思った。

その限界の手前をコントロールしながら自分を鍛えてきた。
故障したくないからに他ならない。

人は、その能力の40%しか使っていないともいう。
一段上が望みなら限界踏みを試す必要あり。
俺の目標は、立派な金魚の糞。
師匠たちのトレインに乗って走りたい。


俺のTTコース終盤に最大11%の急坂あり。
紅桜公園前の上り。
距離は、200m位。

坂が始まり1~2割時点で極端に減速する。
ここで目一杯に踏んでみた。

文章に擬音を入れたくないジジィ。
このブログは、文章のトレーニング。
擬音を使わずにイメージが膨らむ文章が書きたい。

なのだがここは、使う。
「ぐわぁ~っ!!」と張った。

えっ!
なにっ!
変だぞ~!

今まで経験したことのない筋肉の膨張。
俺の筋肉は、ここまで膨らむ?
針で刺すと音を上げて破裂しそうな程。

大腿が、「痛いっ!!」と悲鳴を上げた。
叫びを無視して踏む、踏む、踏む・・・。

しかし、しかし?
心肺が心配なし。

こんなアタリは、生まれて初めての経験。
爆発的と言える。

そして心肺の方は、少しの余裕あり。
そして
それは、いつもの2割増し近いだろうか、速度が増している。

壊すことで、大きくなる筋肉。
しかし、準備の出来ていない筋肉では大きな断裂に繋がりやすい。

心肺機能は、この負荷まで持ちこたえることが出来るように育っていた。
筋肉も次のステージの準備が出来ていた。
何より膝関節に異常が起きなかったことも吉。

やっと中級の入り口に到達したと覚える。
自分の脚がここまで作れていたことが嬉しい。
自分が少し誇らしくもある。



















2021年6月24日木曜日

80歳、奇跡のギター奏者出現!!

張りつめた弦は、切れやすし。
緩めたままで音はなし。

一日に一度は、ギターのトレーニングをしている。

最初からうまく弾けるわけはない。
下手なのだから楽しいわけがない。
楽しくないことは、したくない。
なのでギターの練習は、続けられるはずがない。
と、手を付けずにいた。
毎日が忙しく時間がない、という言い訳もそこにあった。

リタイヤしてから時間は、たっぷりある。
しかし、人生の残り時間は、確実に減ってゆく。

可能な事柄ならやっておこう。











2021年6月5日土曜日

ほかほかの陰毛と変態老人

焼きいもの流し売りが通る。
俺の耳には、
「石や~き陰毛、お陰毛」と聞こえる。

テニスは、ペニスと聞こえる。
よろしくお願いします、は、イヤらしくお願いします。

俺の耳は、変態?


2019年支笏湖ライドで自損事故
折れた鎖骨を固定していたプレートで作成したベル.
結構な音を響かせてくれる。



蝦夷春せみが北国に夏を連れてきた。
ヤ~ギ〜、ヤ~ギ〜と鳴いている。
ヤギは、蝦夷春せみを指すアイヌの言葉らしい。


2021年6月3日

ヘルメットの庇から汗が滴る。

俺の身体から水分が絞り出される。
絞り出された水分が小さな玉になる。
それは、俺の作りだす宝石達。
徐々に大きさを増す宝石。
重さが、引力に抗えずついに地表へ吸い込まれ砕ける。

ケイデンスは、77rpm。
心拍数は、140の後半。
これを越せば確実に酸欠で足が止まる。
そのぎりぎりを自分自身と鬩せめぐ。

2021年5月19日水曜日

カーボン製バイク

速く走るための条件の一つにマシンの軽さがある。
カーボン製は、絶対に軽いと思い込んでいた。

速く走りたい一心でシーズン前にバイクを新調した。

はたしてカーボン製は、軽いのか?
軽くなると速く走ることができるのか?


旧車Jamis2号は、アルミフレーム。
しかしながらカスタマイズして、そこそこ軽い。
総重量は9.1kg。

軽量アルミホィールALEXRIMS ーALX473を履いていた。
前後で1400g。
タイヤは、高い耐パンクと高い転がりのPanasonic Race Evo4。
これを新車に入れ替え。

ちなみに新車に付いていたホィールは、シマノRS100。
前後で合計1897gなそう。

で新車の重量は?
8.4Kg。
軽くなってはいる。
たった700gだけ。

では、その軽さが速さに還元されているのか?

シーズンの始まり4月は、まだ脚が戻っていない。
せっせと脚作りをしてきた。

ゴールデンウィークスタートの4月29日に
月形までの金魚の糞コースを試してみた。














2021年4月20日火曜日

ハムが鳴く直撃クリート

去年70歳をカウントした。
今日の自分より明日は、速くなりたい。
それを目指して日々走ることが、なんと楽しい.ことか。

昨シーズンの終わり頃、クリート位置を僅かに下げた。
目的は、ケイデンス向上。


ロードバイクを始めたのが2014年。
最初は、フラットペダル。
次にペダルにベルトを装着したトゥークリップ。

それからSPDピンディング。
取り付ける位置は、どこ?
拇指球付近と紹介されている。

疑いなくこれを受け入れた。
歩くとき、走るとき地面を蹴る部分がそこ。

足首からより離れた場所がいい。
テコの原理に叶う、そう思い込んでいた。
その頃の巡行平均ケイデンスは、せいぜい60rpm台。

以来、最も浅い位置にセットしてきた。
2018年、SPDで日本一周を走った。

2019年、SPDーSLに代えた。
ここでもより前方に取り付け。

平均25Km/hの巡航ならそのままで良い。
が、一段上の走りを望むなら
ケイデンスを上げるように、と師匠の指導。

回転数を意識しながら走るうち、ペダリング技術と体力が徐々に向上する。
28km /hまでは来た。
ケイデンス平均70rpm程度。
目標の30Km/hには、届かない。


さらに回転に重点を置くことにした。
その要素の一つにクリート位置の見直しがある。

世間の相場では、浅めはパワー。
深めは、ケイデンスとなっている。

クリート位置を少し下げた。
それが昨年シーズンの終わり頃。

結果あり。
手稲山ヒルクライムの自己新を出せた。


話が逸れる。
クリートの語源は?
英語でCleat。
靴底につけるくさび状の木製留め具。
サッカーシューズ底に取り付ける器具もそう呼ぶ。

ドイツ語でシュタイク・アイゼン。
そうアイゼンのこと。

スリップ防止だったり固定するための突起器具ということらしい。


今年のシーズン前にバイクとシューズを新調。

今までのシューズは、ジャストフィット。
走りの状況では、窮屈に感じることもある。
ひとサイズ上の大きさを購入した。

2021年のクリートセッティング













新しいシューズはクリートの深さ、上下幅が大きくなっていた。
この際だ、クリート位置を掘ってみるか。
となった。

2021年4月9日金曜日

足を洗う 幸せ

朝、顔を洗う。
子供の頃の冬の事。
自分が使った湯たんぽのお湯を使った。
湯たんぽから湯を洗面器に注ぎ入れる。

洗面も兼ねていた流し場は、屋内だが凍てついていた。
吐く息で布団の襟が凍ることもあるのだから
板の間の台所が、寒いのは当たり前
衣服をしっかり賄っても体温の上がりきれていない身体は、固く縮こまっている。

洗面器の中に手を入れる。
湯温は、優しくて柔らか。
まだ眠りの森を抜け出ていない朦朧と
固まった体は、静かにゆっくりと溶けてゆく。
とろり溶解してゆく身と心。
幸せの至り。
今でもその光景を思い出す。


ところで湯たんぽのたんぽとは?

たんぽとつく物にきりタンポがある。
たぶん由来は、一緒だべな。
時代小説によく出てくるたんぽ槍がある。
日本刀の手入れにつかうたんぽもある。
この辺りが語源か?
今朝、雲一つない午前5時前。













調べてみる。
WikIpediaよれば版画の道具が始まりやしい。
布を丸めそれをさらに布で包む。
中国由来の名称
打包と書いた。
ダボウと発音するらしい。
タンポと聞こえなくはない。

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