緩めたままで音はなし。
一日に一度は、ギターのトレーニングをしている。
最初からうまく弾けるわけはない。
下手なのだから楽しいわけがない。
楽しくないことは、したくない。
なのでギターの練習は、続けられるはずがない。
なのでギターの練習は、続けられるはずがない。
と、手を付けずにいた。
毎日が忙しく時間がない、という言い訳もそこにあった。
リタイヤしてから時間は、たっぷりある。
しかし、人生の残り時間は、確実に減ってゆく。
可能な事柄ならやっておこう。
弾き語りってやつに憧れあり。
ピアノでも良い。
が、大きさや予算を考えるとギターが手頃。
まずは、ウクレレを買ってみた。
中古のうんと安い奴。
ウクレレが続けられればギターも行けるはず。
この手のトレーニングは、上達への一番の道が継続と知っている。
「毎日少しの時間でも練習をするんだぞ。」と自分に言い聞かせる。
やさしいウクレレ教本でおさらいをする。
それが、2019年春。
練習は、30分も持たず、まして一時間も続けられず。
せいぜい20分がいいところ。
せいぜい20分がいいところ。
毎日やってなんとか時間を積み上げる。
それなりに演奏が出来るようになる。
♬あ~あ、やんなっちゃった。とコードを鳴らす。
それだけでは、つまらない。
メロディを奏でる。
ウクレレは、音域が狭い。
下手なりの満足感が得られない。
ウクレレを試みてギターも続けられそうだと確信。
やっぱりギターをやろう!!
昨年の正月、やはり安い中古クラシックギターを購入した。
昨年の正月、やはり安い中古クラシックギターを購入した。
同じ安い、でもウクレレの10台分はする。
これを遊ばせておくことになれば勿体ない事になる。
さらに強くいいきかせた。
続けろよ!!
それから1年と半年が過ぎた。
教本に「愛のロマンス」が載っている。
映画「禁じられた遊び」のテーマ曲。
ベタではある。
しかし、トレーニングには格好の曲。
クラシックギターの定番練習曲なのだということを後に知る。
ん?
この場合のベタって言葉には、どんな由来がある?
ベタとは
隙間なく物が並んだ様子なのだという。
そのままの意でもある。
これがひねりが無く面白みに欠ける、にも変じた。
では、ベタという言葉自体の語源は?
左官屋だそうな。
「ベタ~と塗っとけ。」
愛のロマンスを1フレーズづつ進めた。
左右共に指が動かない。
何で動かないのだろう?
工夫をしながら僅かづつ前に進めてきた。
何とか一曲のお終いまで辿り着くのに1年を要した。
今は、曲をスムーズに進める練習の段階。
一応曲として演奏できるまでにあと1年はかかるか?
今、巷で話題なのが
90歳のフィットネスインストラクター瀧島未香さん。
65歳が始まりだったという。
その体形とポージングを見ると話題になっていることに納得。
顔,体ともに飛び切りに若々しい。
松山にFB仲間がいる。
コロナ禍で走ることを中断していた。
久しぶりに走った。
気持ちがいいと書いていた。
それを見て体は、動かしてなんぼ、を再認識した。
で、体と言う漢字が気になった。
調べてみる。
語源由来辞典によれば、
漢字の成り立ちは、體だそうな。
骨は、文字通り骨と肉から成る。
豊は、たくさん・豊か。
体は、體の書き換え、当用漢字で採用。
日本では、からだという古語を当てはめた。
からだの語源は、殻。
もみ殻だったりセミの抜け殻だったり。
だ、の接尾語がついてからだという言葉が出来た。
それは、単に入れ物を表わす。
魂が入って初めて身体。
身は、血液であり意識。
それがなければただの入れ物、体となる。
ついでに身の漢字成り立ち
面白い。
人という字に曲線で妊娠した様子を表わした甲骨文字だという。
身籠った人が変じて己自身を意味する。
どこまで使いこむか。
年齢を言い訳にしたままだと、瀧島未香さんになれるはずがない。
年を重ねても筋肉は、育てられる。
そしてそれを動かす神経も発達する。
折角のその能力を腐らせるのは勿体がない。
あ、そうか。
戦後の貧しい時代に育った俺。
ギターも然り、自転車も然り。
高いものなんだから使わずに過ごすは、勿体ない。
だから続けられる。
ん?、そうではない。
楽しい、がキィワード。
でもギターは、まだ楽しくないべ?
そう楽しくない。
だから毎日出来る20分までの練習をする。
自分への約束を反故にしたくない。
僅かなりとも進歩してきた。
それは、長年の夢が叶えられる時が近づいていることになる。
そうなれば意欲というやつが強くなる。
なりたいと願う気持ちが徐々に近づく手ごたえもあり。
一日20分。
10年後に80歳、奇跡のギター奏者出現!!
を実現しよう。