2021年7月28日水曜日

立派な金魚の糞になれたのか? いざ!!

さぁて、の一言だと平安な気分。
いざ、となると勇ましさが見える。

全国に僅かながら存在する金魚の糞応援サポーターの皆さん、
年に一度の金魚の糞成長ツァーの日がやってまいりました。
6年越しで高速列車の乗客を目指すまもなく71歳のジジィです。


師匠北野さんの端っこツアーがある。
札幌を起点に函館だったり襟裳だったりロードバイクで走破する。
中でも稚内までのツアーは、過酷。
総距離320km余りを一日で走り切る。
今年は7月27日火曜日。

自分は、2015年に参加をさせてもらう。
高いスピードを維持しながらの走行。
スタートしてすぐにトレインをあきらめざるを得なかった俺。

休憩なしで走行を許可してもらう
本隊休憩で追いつき先行する。
先行しては追いつかれるを繰り返し終点まで行き着いた。


終点稚内港北防波堤ドーム













トレインに乗りたい。
始めの休憩地点、50Kmまででいいから付いて走りたい。
2016年から毎年チャレンジしてきた。



去年は、いけそうな気がした。
が、追い風でさらに高速化。
達成ならず。

この一年を単独AV30km/hを目標にトレーニングしてきた。
その成果や如何に?


サイクルプラザを朝5時にスタート。
この時点では関東に接近する台風8号の影響はなさそう。
だが予報では北からの風がありそうだ。

水源池通りを下る。
市内の巡行は、安全と脚の準備のために抑えめ。
川下まで下りると徐々に速度が増してくる。
2015年の最初は、ここで下車していた。

順調なり。
国道275号に入る。
さてここからが問題。
やっぱり順調。

新石狩大橋まで乗れている。
こりぁいくな。

巡行速度は、30km/hを少し上まわった辺り。
向かい風の予報を考慮して抑え気味。

余裕の走りができている。
信号や僅かの登りで千切れることもなし。
強く踏むことなく詰められている。

6人のトレインの一番尻からスタートした俺。
今2番手まで上がってきた。
先週の下見走行で当別入り口に大きな波の路面箇所を確認している。
旭川から参戦のトップ〇本さんに危険個所を伝える。
いや、俺が先頭を曳こう。

当別の直角交差点は、二段階右折になる。
ここで暫し信号待ちがある。
一段目の道は、車両感知式の信号。
枝道からの交差点に付き青までの時間が長い。
何度この信号待ちで助けられたか。
但し、去年までは、再スタートで直ぐに剥がされる。

俺が先頭で交差点に居た。
ジジィは、興奮していた。

「ここまで付いていたのは初めてだわ。」
トレインに伝えた。
「あれ、そうお?」ろいう人がいるかと思うと、
常連の片〇さんは、よくやれてるね。
という表情を作っていた。

この方は、俺の更に3歳年上。
このチャレンジも片〇さんがいたお陰。
俺の目標のひとつ。

そのまま先頭を曳かせてもらう。
向かい風ながらここまでは、2~3m/sで走行に影響なし。

曳っ張って僅かながらでも皆の体力保持に寄与するべか。
35Km/h近くまで巡行速度を上げた。

トレインの先頭、「気持ちいいなぁ!」
「このまま行けるところまで行きたいなぁ。」
俺の気持ちがつぶやいている。

師匠が、割って入ってくれた。
俺、「まだ、いいのに。」
師匠、「凄いね!」

また褒められた。
「嬉しいなぁ。」

あれ、ちときつくない?
巡行速度が40Km/hを超えてきた。
ここで置いていかれたらアジャ、パ〜だわ。
スプリント。
心拍数が僅か上がる。
が、まだまだ余裕あり。

長~く、長~く繋がる金魚の糞は、いまや列車の乗客に変身していた。
難なく最後尾を付けている。
やがて休憩第一ポイント、月形のコンビニ近く。
緩い坂でばらける。

先頭が後ろの千切れに気が付かない。
踏んで最後尾から追いつき知らせる。

師匠も先頭に回り込んでさぁ~て、月形のコンビニ進入。

「ひゃっほ~~!!」
2014年、64才から始めたロードバイク。
町内をちょろちょろとしか走られなかった俺。
そんなジジィでもここまで成ることが出来た。

人間は、いくつでも成長できる。
そこが堪らなく楽しい。

コンビニから再スタート、先頭を曳き目一杯踏む。
後ろに余裕の走行音が聞こえる。
スタートからの距離は、50kmを越した。
ここが限度だな。
脇道に寄り車線を譲る。
「いってらっしゃ~~い!!」


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