よく聞く話
傷だけでなく頭痛がしたり神経痛が起きたりする人もいる。
気圧が関係している、とは知っている。
その気圧の変化が変調を起こす。
人の生き死にも関係があるかもしれない。
厚労省の月別死亡率をみると寒い11月から4月までの時期に
その率が高い。
ここ第4図に死亡原因別の月別死亡数がある。
老衰のデータもその寒い時期に集中している。
寒い=高い死亡率。
その時期は、このような冬の気圧配置による
影響も強いのではないか。
では、気圧とは?
文字通り空気(大気)の圧力=空気の重さ
どう計る?
今朝の夜明け |
最初は、水銀柱。
ここに分かりやすい解説有り。
水に重さがあるのは、誰でも認めるところ。
では、空気は?
目に見えなくても空気という存在を確信していたんだべな。
その空気にも重さがあるんでないべか?
という疑問から考えを巡らし水銀柱を考案したんだべか。
水銀を入れた管を逆さにして容器に入れる。
すると管の中は、容器の液体面より高くなる。
その液体温度を高低させるとその高さに違いが起きる。
場所の高低移動でも高さの違いが起きる。
いろんな液体で試したんだろうな。
水銀が一番安定していて小さな道具で済むことに至る。
そこで水銀柱という計測器が出来上がる。
1600年代のことなそうな。
高度計や体温計、気温計としても使われた。
次に気圧の定義が始まった。
水銀柱は、海面で760mmを示す。
これを1気圧としよう。
1気圧は、760mmHg。
Hgは、水銀の元素記号。
天気の変化で760mmHgが微妙に変化する。
そこから気圧の高低が推理された。
いい天気の時は気体が軽くなっている。
悪い天気は、反対に重い。
そうか、水と同じように温かくすれば膨張するんだ。
データの蓄積で天候と気圧の関係が定義されてきた。
大したもんだな。
ではどのくらいの重さなの?
0.1気圧上げ下げするために必要な重量は?
などと考えが起きる。
水銀柱の柱の中に空気を入れてみたり水銀量を増減させてみたり。
水銀に重りを乗せてみたり。
そうして760mmHgの重さが探り出される。
1気圧は、1平方m当たり1万kg:10tという答えを導き出した。
少し単位を下げて10cm×10cmだと100Kgとなる。
ならば自分にどの位の重さが乗しかかっている?
このジジィの身体の表面積は?
体表面積算定表があった。
これを見ると俺は、1.59平方メートルの体表面積になる。
すると俺の身体には、10t×1.59=15.9t
身長155cmの女房の身体表面積は、1.54平方m。
おんや、俺とさほど大きな違いがない。
15.9tもの重さが乗しかかっている。
女房で15.4トン。
これはこれはなんとも凄い。
その約16トンが気圧の変化で増えたり減ったりを急激に繰り返されたら
たまったもんじぁない。
それなら何らかの影響があって然るべしってことか。
その天候による体調の不良を気象病というのだそうな。
天気痛ともいう。
認識では、低気圧が体調不良を起こすものとばかり思い込んでいた。
だが、高気圧でも起きるのだそう。
1ケ月は、遅れた。
積雪の話。
一昨日からの降雪で昨日やっと最高38cmまで積もる。
今朝で33cm。
待ちわびた歩くスキー愛好の者達は、
我々のコースを踏み固めてくれていることだろう。
さて今日は、そのコースを走りに行くか。
と心踊らせている。
これは、大陸からの低気圧のお陰。
おれの冬は、これでやっと楽しむことが出来る。
この場合は、躁鬱の躁状態。
これも気象病?。