目途は、もくと?
漢字の読めない政治家。
大臣の読めない漢字でネット検索してみると
この人の誤読が満載されている。
麻生太郎議員の間違い読み。
未曽有:みぞうゆう
物見遊山:ものみゆうさん
順風満帆:じゅんぷうまんぽ
有無:ゆうむ
などなど他多数
8月3日のTVニュースで
赤羽一嘉国土交通大臣のコメント。
東海道新幹線一編成に付き六席の車いす席を義務化。
国の基準を改めるため視察を行う。
TVコメントテロップ
「きょうの結果を踏まえ、この夏をめどに
新たなバリアフリー対策を取りまとめたい。」
フォントサイズを一段大きくしためど。
音声の方では、もくとと発音している。
おいおい!!
突っ込みを入れた。
そしてあげつらいの文章を書き始めた。
目途:もくと。
めどと読むのは、湯桶ゆとう読みなのだそうな。
湯をゆと読むのは訓。
桶は、訓読みならおけ。
とう、となれば音読み。
漢字は、おなじ音で読むのが基本。
上は、訓で下が音読みとなれば読み違い。
目途は、音読みと音読みでもくとが正解なのだそうな。
反対は、重箱読み。
間違いではない読みを鬼の首を獲れたと勇んで文章にしたためた俺。
情けなし。
めどの由来。
ちなみにめどは、
めどはぎに由来するそうな。
めどはぎなる草花があるそうな。
本来の名は、筮萩:めどぎはぎ。
筮竹ぜいちくがわりに蓍めとぎが使われた。
蓍は、のこぎりそうを言う。
更にその代わりに筮萩も使われる。
筮竹は、占いの小道具。
「こんなん出ました~。」
と占いに出た結果からそっちへ行くのがよいでしょう。
めどはぎがそう言ってるよ。
からめどと言い表すようになる。
マスコミではめどとひらがなで表すのが慣例となっているようだ。
毎日新聞の毎日ことばサイトで
目途を何と読む、とアンケートした。
めど:74.5%
もくと:11.7%
どちらでもよい:13.8%
めどの意味を探ると?
目処と書くのが正解で意味は、目標。
もくとは、目指すべきところ。
それなら意味が一緒だべ。
そう同じ意味で使われる。
出自が違うだけの話。
ついでに湯桶:ゆとうは、本来ゆおけ。
重箱は、かさねばこ。
現代なら重ね箱と書く。
しかし重箱:じゅうばこは、完全に市民権を得ている。
一方、湯桶:ゆとうは、巷間聞いたためしがない。
ここにまた一つ俺の無学がある。
湯桶は、ゆおけと読み風呂の桶であると認識していた。
間違いではない。
が、他に
茶道における路地用具の一つ。
冬季の茶会で手を温めるために使用する湯を入れた桶。
この場合も、ゆおけ。
茶道で路地とは、茶庭とも呼び茶室を囲む庭を指す。
もう一つ他に
現代なら蕎麦屋で見る蕎麦湯を入れた容器。
こちらは、ゆとうと発音する。
四角いものを角湯桶。
丸いものだと丸湯桶。
今回は、物を知らぬ政治家ではない話になった。
知らなかったのは、俺。
知らなくても生きてきた、識れば楽しい。