2021年3月6日土曜日

まどろむの漢字は? 落ちた葉のなぞ? おいらの姉さん。

雑学エトセトラ。

今冬前の話。
雪虫が飛んでいない。
いや、正確にはその数が極端に少ない。

カメムシが少ないことにも気が付く。

この二つは、雪が深くなるか否かの巷の目安。
こうした自然を観察した天気予報を観天望気と呼ぶことを初めて知る。

観天が、空をみる。
望気は、雲で吉、凶を占うことなのだそうな。
初めての言葉。

で、どうだったのか?
3月5日現在で
降雪量は、少ないと言われた昨年よりさらに少ない。
が、3月2日に降った29cmのせいか平年並み。

が、積雪は、少ない。

雪虫とカメムシによる観天望気は、外れ?

暦では、啓蟄が過ぎた。
次の節は、3月20日の春分の日。
春光は、確実に強さを増してきた。
窓から入る陽光にまどろむ。

ああ、まどろんだなぁ。

ふと思う、
これに漢字は、ある?
微睡む、なのだそうな。
これも初めて識る。


まだ雪は、深い。
がこの陽光で一気に融雪してゆく。
もう春なのだ。
このもうは、最早から転じたんだべな。
もはやからもうはや、そしてもう。

膨らみを増す木の芽
















木々は、新芽を大きくしている。
こぶしやモクレンの蕾も日に日に形を大きくしている。


最近知った話。
リスの備蓄のすさまじさ。
越冬のために餌を貯蔵する。
灰色リスは、その数が1万個にのぼるそうな。
エゾリスの2倍はあるだろうか。
それにしてもその小さな体で1万個の餌を埋める。

クロカンスキーのコースにも結構な深さの雪を掘り下げた様がある。
それが散見する。

但し、掘り起こすのは4千個。
六割は、未回収。
随分無駄をしている。

無駄と言えば、落葉。
冬が来る前に色を変えて退色させ、ついに葉を落とす。
毎年行われる越冬のための準備とは言え随分無駄に思える。

しかし、冬の日照では光合成が不十分。
葉をそのままに付けていては、葉が凍る。
そうなると葉に蓄えた養分が無駄になる。
そこでその養分を幹に環流させる。
そうしてから樹木は、冬眠する。

樹木と言えば木という漢字の上に刎ねが付く禾。
その下に左右に振り分けを付けて禿。

禿と書いて
音読みでは、トク。
訓読みで、かむろ、ちび-る、はげ-る、はげ。

禾は、いね。
髪の毛を穂になぞらえて、それが降り別れて禿・
オカッパ頭が禿という漢字に見立てられるのは、そんな経緯だろうか?

かむろとは?
その禿は、かむろとも読む。
オカッパ頭のこと。
江戸時代の遊女の最高位、花魁付きの見習い女児の総称。
かむろが主人を俺らの姉さんと呼ぶ。
短くなっておいらん:花魁となったのだそうな。

最近知識したことを雑記した。
知らなくても生きてきた、
識ると楽しい。

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