2021年2月12日金曜日

春夏秋冬 快感!

本来ならそろそろ終わろうかという札幌雪まつり。
今冬は、新型コロナウィルスの流行で中止

この街に長く住まう自分は、毎年思う。
底を打ったな。
厳冬のこと。

気温が低く、陽が弱く、日照時間が短く、雪深い。
寒くて弱くて、暗くて深い季節。

煌めく春に向かって動き出す時期が来た。

ふと思う。
漢字で春夏秋冬。
どんな成り立ちがあるのか?
調べてみるか。














はるの語源由来
語源由来辞典から、
A 草木の芽が、張る。
B 田畑を墾る。
C 晴れる季節
このような由来からはるの季節。
開墾の墾:こんは、訓読みでは-ると読むんだな。

漢字の成り立ちを見る。
こちらも季節を表わしたものになっていた。


次に夏。
なつの語源由来
語源由来辞典
A 朝鮮語、満州語から由来説。
B 暑いの転じ説
C 生るの転じ説
D 熱の転じ説

漢字の成り立ちを見る。

春に種を芽吹き夏に盛んに繁る。
このまま順調に収穫できますように、
と祈りをささげた舞なのだろうか。


あきの語源由来
語源由来辞典
A 空の色が清明:あきらかな季節
B 穀物が、飽き満ちる季節。
C 紅葉のあか

漢字漢字成り立ち。


ふゆの語源由来
語源由来辞典
A 冷:ひゆ
B 寒さが振るう、振る。
C 寒さに震う。
D 殖

Dの殖やすが冬?
寒さを堪えて春の萌えに備えてじっと力を蓄えている様なんだと。

漢字の成り立ちを見る
どのサイトでも綱を振り分けに結わえた形の象形文字である、と共通している。
支持したいのは、甲骨文字の秘密
狩猟道具の連球が冬の由来説。

冬は、木々の葉が落ち草は枯れ狩場の見通しが良くなる。
そこで連球の季節、それが冬。

漢字を発明した漢人。
甲骨文字がその起源と言われている。
紀元前14世紀の物が発掘されているというから
3500年ほど昔に考案されたことになる。

日本では、4~5世紀頃の伝来だという。
漢字の読みに和語をプラスさせて音読みと訓読みの二種類の読みで使用してきた。
使いこなし上手の日本人の特徴がここに見える。

では、漢字伝来以前の日本に文字はなかったのか?
そんなわけはない。
日本は、紀元300年中頃に弥生時代から古墳時代に移行していた。
その時代から稲作が盛んになり安定した食料を確保出来てきた。
世を納めるためのまつりごとが行われていた。
政は、天皇を頂点に神事の延長で法制化された。
それを国の末端まで統べる必要がある。
そこに文字が必ず使われるだろう。

調べてみると神代文字なるものがあったのではないか?
と考える学者もあるという。
じんだいもじ、あるいはかみよもじと読む。

神代文字と思われている文字のひとつ。


来る春を待つ。
寒くて弱く暗い、そして深い冬。
だからと言って冬眠などしていられない。
その時を待って殖ゆしなければ。

荒天を縫ってクロスカントリースキーで汗を流す。
マイナス気温の中でも汗が噴き出る。
汗と共に冬の澱が抜けて行く。
ジジィー快感!

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