2025年7月4日金曜日

サドルの沼から

今冬3月、女房のサドル探しをした。

そして、

MIMICの女性に特化したサドル

に行き着く。


サドルに関する根本的な考え方を理解させてもらう。


坐骨幅

座るという行為は。おしりの肉がしていると思っていた。

が、本当は、その底にある坐骨で座っていることを知る。

左右坐骨には、先端がありそこが支点になる。

その支点が体重を支えていた。


サドルは、着座した左右坐骨先端が乗るように設計されている。

その左右中心は、人それぞれで違う。


MIMICでは、坐骨幅の統計を取った。

そして数種類の幅のサドルを作っている。


測ってみる。

女性の坐骨幅が男性より広いと解説されていた。

俺は、95mm〜100mm

女房は、130mmだった。

なるほど、俺より体が小さいのに女房のほうが広い。


MIMICのサドル選びのチャートに従って女房のサドルを注文、


届いた。

我が家のサドルをMIMICも含めて横一列で撮影してみる。









右端がMIMIC Comp Sddole Women

右2番目 Most Linx Aircross

 自分用Pinarelloにセットされていた

3番目 Selle SLR Ladies'

 3年前に女房用に購入したのだが、効果なし

4番目 Selle SMP Hell

 2018年日本一周時使用

5番目 Anchor Velo

 4年前購入、女房のAnchorに装着されていた










裏返しの画像


女性用なのに穴開きではないところもmimic women'sの特徴。


MIMICをバイクに装着。

ローラーを回す。

女房の感想は、わからない。

まだ4年目だもんな。

実走ではないのでわからなくて当然か。


さて俺なのだが、

この中で俺に合うサドルは?
まずSelle SMPが一番長く使っていた。
が、去年女房がサドルでの痛みを覚えたときに譲る。
永年劣化も含めてそのサドルでも傷んできたのでNewサドル探しとなった。


俺はというとPinarelloに装着されていたMOSTで内股擦れを起こしている。
去年は、Anchorを使っていた。

ただ、ロングになると尻の痛みが出る。
痛みをちらしながら乗ることはできるもののもうひとつしっくり来ていない。

サドルのノウハウを探った中で
ショートサイズのMostが俺の走りに合っていそうだった。
が、股擦れ発生。

見ても解るように内もも部分に広さがある。

股擦れを起こしたときは、前下がりのセッティングを要するらしい。
そしてローラーを回してみた。

坐骨の座り具合は良い。
だがアリの門わたりに圧迫感あり。

より前下がりにしてみる。

かなり前下がりのセットをしてみた。
それで1時間ほどローラーを回してみる。

MOSTサドルの極端な前下がりでは腕に体重が掛かり過ぎる。
上腕三頭筋に強い負荷あり。
上腕三頭筋は、腕の裏。
力こぶのできる反対側。

これは、頻繁に姿勢を変化させることでなんとかしのげるはず。

ただ、腕の支えがなければ前に滑る。

で1時間ほど回したあとに内股に違和感あり。
実走なら完全にアウトだな。
やはりMOSTのショートサイズは、俺向きではない。

で Selle SLR Ladies'を試してみた。
女性用ではあるが結構な収まり感。

オフシーズンは、これでローラーを回していた。
シーズンが始まって問題が起きたらそのときに考えるとするか.



そして4月シーズンが始まる。

いつものように実走に体を慣らす期間。
ゆえに俺のサドル感想もまだ出ていない。

さて、女房は?
ローラーでは、痛みなし。
が、30kmほどの短距離ながら痛みが出た。

サドル先をほんの僅かに下げてみる。
30km程ならまるで痛みがない。
本人は、サドルに対する注意を忘れていたくらい問題がなかった。
回と距離を重ねるとどうなるか?


女房の実走頻度は、低い。
実走体力も少しづつ上げた。

7月1日
40kmを爆走させる。
豊平川の河川敷を福移までの往復。
お昼のとんかつを餌に女房のギリギリを出させる。
今年最高の32.3度を記録した炎天下。
女房は、復路で完全に逝っていた。

が、サドルのトラブルは、完全解消。

まるで痛みなし。
そうか、良かった。

mimicのサドルは、試乗できる店舗があるらしい。
無論、札幌や札幌近郊でも。
特に女性でサドルの沼から抜けだせないでいるあなた、ぜひにお薦めしたい。

さて、俺はというと
Selle SLR Ladies'でそのままシーズンを走っている。
可もなし不可もなし。
良いとは思えない、が悪くもない。
ならばこれで今シーズンは、通してみるか。


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