2021年11月15日月曜日

栖 二進三進 

小説を読む。
様々な情報がそこにある。
その一つ、漢字。

栖があった。
北海道には、鷹栖町がある。
九州には、鳥栖市。
たかす、に とす。
読み方を少し変化させると鷹のす、鳥のす。

他にも全国には、栖の付く地名があるようだ。

もしや栖は、巣?
小説の中では栖を すみか と読ませていた。
栖の旁つくり西は、笊ざるの意味だという。
笊は、鳥の巣を倣って作られた道具。
栖は、鳥の巣に違いない。

鳥栖市の公式サイトで市の名前由来を見る。
鳥の栖(すみか)
奈良時代にくさぐさの鳥を捕まえて飼い慣らし朝廷に献上していた、
とある。
そのことから鳥屋の郷、そして鳥樔(巣)郷。

では、くさぐさとは?
雑雑と書くらしい。
ぞうぞうとも読む。
雑雑ぞうぞうしい人、という表現有り。
身分の低きもの、または、品のなき人。

色々とか様々の意味もあり。
まぜまぜとも読む。

くさぐさの鳥とは、様々な鳥とでもいう意味だろうか。

鷹栖町名前由来
想像の通りに大鷹など大形鳥の舞う地域からつけられた。
が、少し関節がある。
原住の民アイヌがチカップニと呼んでいた。
それは、大きな鳥の栖む所の意味。
和人がそれを日本語に中てた。
町のインターネットサイトに書いている。

北海道は、アイヌ語の音をそのまま漢字変換した地名が多い。
意味を変換した地は、珍しい。

斜里町
国設知床野営場の落日















では方角を意味する西は?
笊は、水を通す。
水が流れ落ちる。
夕陽が落ちて行く方向なのでそこに西さいの字を当てた。

衆院選挙前に自民党に対して、舐めんなよ!!と書いた。
結果は、与党自民党の余裕勝ち。
野党第一党立憲民主党への信認は、途方もなく低かった。
立憲は、西陽同様このまま沈みゆくばかりか。

自民党一強のままでは、腐るばかりの溜たまりの水。
政治にも淀みが生じる。
どれだけ水が淀もうとため息をつきながらも
あきらめ顔で自民一強を容認してしまう日本。
野党のふがいなさが一層引き立ってしまった。

そんな中、衆議院議員数から言えば
まだ少ないながら維新の会が躍進した。
与党への批判票は、維新の会へ。

維新の会誕生の地大阪であれだけ支持を受けている。
とりもなおさず地元での実績がそうさせているということ。
その手法を国政にも反映してもらいたいという願いがあの結果か?

来年4月の参議院選挙の維新は、票の掻き入れになるかもしれない。

かき入れ時という言葉、
掻き入れ時とばかり思っていた。
書き入れ時が正解だった。
商売繁盛で取引記録の記帳が忙しい時、が書き入れ時。

ニ進も三進も立ちいかなくなるのも商売。
なぜ進をちと読む? と疑問を持つ。
ニシン、サンシンと読む。
シンがなぜちに変化したのか?
調べたが判らず。
言い易く変化したということだろうか?

ニ進三進は、算盤用語なんだと。
2割る2が二進、3割る3が三進。
何れも答えは、割り切れて1。

割り切れない場合を二進も三進にも成らない。
円滑に進められないことを二進も三進も出来ないと表現した。
これがにっちも、さっちも行かないの語源だと。

知らなくても生きてきた。
識ると楽しい。

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