この年70歳を迎えてた。
なお脚力が向上している。
その脚力向上が肝の段階に入ってきた感がある。
腹圧、骨、股関節を意識して一段上のペダリングが身に付きつつある。
が、実際その効果は上がっているの?
間違いなく出ている。
まず、疲労度。
これが減少している。
トレーニングの当日は無論のこと、翌日の回復が速く感じる。
疲労が少ないからに他ならない。
バランス良く筋肉を使えているからなのだろう。
肝心の速さは?
これも上がっている。
自分の2か所のトレーニングコースで自己新が出ている。
ハムや、大殿筋意識から腸腰筋を活かす動きに変化した。
腹圧利用は、腸腰筋とリンクしている。
日ごろ意識することにない腸腰筋。
インナーマッスルの芯ともいえる箇所。
ならば腹圧利用のベストフォームもあるはず。
そのフォームを探ってみた。
腹部の上を膨らませてペダリングフォームを作る。
なぜ腹の上部か?
パワー系スポーツ選手の胴回りを見れば一概にそこに膨らみがある。
最大出力を得るために横隔膜辺りが鍛えられていいると推察する。
横隔膜は、呼吸運動の7割を賄う。
平均一日2万回の運動をしている。
無意識の中でコントロールされている。
が、意識下の中でも動かすことが出来る。
肋骨の上から5~6番目辺りから下にドーム状に形成。
みぞおち辺りが中心。
動いている。
つまりは、筋肉。
吸気すると横隔膜が下がる。
と思っていたが、然に非ず。
横隔膜が下がって吸気がされる。
吐気では、横隔膜の自然収縮により肺から空気が押し出される。
無意識化の中では、自立神経がその動きを調整している。
そこを意識的に動かすことも出来る。
筋肉ならば鍛えれば大きくなる。
爆発的な出力を要するパワー系のスポーツ選手の
そこが大きくなるのは、必然のことになる。
腹上部を膨らませるとは、横隔膜に負荷をかける、の同義語と言える。
横隔膜に負荷をかけた状態で
腰の屈折角度を変化させる。
腹圧を強く感じられる箇所が現れる。
それは、競輪選手フォームとなる。
極端なクラウティングスタイル。
そんなことをしている俺を見て女房が「スキージャンプ?」。
なるほど踏切前のフォームとなっている。
この極端なクラウチングスタイルは、
ウェイトリフティングのポーズとも言い換えられる。
ウンコ座りともいえるこのポーズが最大の反発力を生む。
ウンコ座りペダリング
要は、バイクに乗った時に自然にウンコ座りに成れればいい。
そこでうんこ座りのセッティングを試みた。
腕は、肩から自然に下がった角度。
下ハンドルを握った位置は、その自然に下がった角度から肘を軽く曲げた延長。
現在の下ハン位置よりもう少し手前下になる。
ステムを短くする。
10cmから7cmに変更。
角度をマイナス6度からマイナス17度へ。
そして座った時に上腹が自然に突き出る位置確保のために
サドル先を若干下げた。
これでどうよ?
手稲山ヒルクライムにぶつけてみよう。